室蘭市登別市の医師・整体・マッサージ師も通う、はり治療院。肩こり・五十肩・腰痛・自律神経失調症・顎関節症・不良姿勢・めまいなどに対応して美容鍼灸も行います

膝痛の改善例

膝の痛み 変形性膝関節症・ランニング膝

膝痛をお持ちの方はこのようなお悩みありませんか?

  • 屋内は大丈夫でも屋外を歩くと痛い膝
  • スポーツ動作時の特に踏み込む時に痛む膝
  • しゃがむと痛い膝
  • 長時間の運転などの後に固まってしまう膝
  • 階段昇降で痛む膝

など、膝痛で悩む方を多く診てきました。

症例20

症例19

症例18

症例17

症例16

 

症例15 オスグッドの痛み

症状と来院理由

1週間前のハードな練習後にもともと抱えていたオスグッド部(脛骨粗面部)に痛みを感じた。最初は、右膝のみだった痛みが今では左も痛くなり足を高く上げると痛みが誘発されるため、日常生活でさえも支障をきたしていた。

湿布・アイシングで対応していたがなかなか良くならず連絡をいただいた。

来院者情報

中学生 男性 サッカー部所属

来院期間

2021年7月~2021年7月 計2回

施術とその後の経過

1回目、脛骨粗面の圧痛点を確認し、ツボ(オスグッド反応点)に鍼をした。また、膝の動きと関わる臀部・腰部のツボに鍼をした。この日は右膝の痛みが強く出ていたため、右膝の施術のみ行った。施術後には動きによる痛みはみられなかった。

 

2回目、『やや左も出てきた印象』とのこと。膝関節屈曲・股関節屈曲動作で誘発されたため両膝に対して施術を行った。前回と同様の施術方針で行い痛みも解消されたため終えることにした。

主に使用したツボ・整体(活法)

上に記載

考察と想い

長年の経験によるオスグッド点が著明に効いた症例であります。また、動きの解消を考え施術を行っていくと痛みも解消されました。
 
 

症例14   長時間の移動で固まってしまった膝裏

来院者情報

会社員 男性 60代

来院期間

2021年 4月 ~ 2021年4月 計4回

症状と来院理由

20日前から膝の痛みを感じており、日によって内側・外側・前側の痛みを感じていた。また痛くない日もあり経過をみていた。

来院日(水曜日)の前日、札幌の総合病院にかかりつけ医(内科)が駐在しているため、診察を受け整形外科も併設されていることから膝の具合もみてもらうことにした。検査を行うと『半月板また軟骨が擦れ、大きく損傷しています、手術するほどではないがあまり無理をしないように』と伝えられた。

 

安心し、札幌から室蘭までのバスに乗り込み室蘭のバス停に着き座席から立ち上がろうとすると膝の裏に激痛が走り腰を上げることが出来なかった。同伴していた妻の手を借り帰宅したがその晩には膝の表裏に痛みを感じ家庭内の移動もままならないほどになった。

 

翌日、杖を着かないと歩けないほどであり車の運転も出来ないことからタクシーで来院された。

施術とその後の経過

1回目、ハムストリングスの緊張・ふくらはぎの緊・を解くように腰部・臀部に鍼をした。施術をして対象部位を緩めていくと『立つ動きがスムーズになった』とのこと。

 

2回目(翌日)、『裏の筋張った感じが残っている』(晩に温めてしまい痛みが振り返した模様、冷やしてもらうように伝える)前回と同様の施術を行う。

 

3回目(翌日)、『昨日より良い。筋が全体的に突っ張る』とのこと。腰部のツボを使い、ハムストリングスの緊張を解くように施術を行った。また、患部にも鍼を加える。

 

4回目(4日後)、『前回の施術後から杖がなくても歩けるようになった』ふくらはぎ外側の痛みがやや残る程度のこと。腰部のツボを使いふくらはぎの緊張を和らげると残り1羽い程の痛みになった。生活上の問題はなくなったため経過をみてもらうようにした。

主に使用したツボ・整体(活法)

主要ツボ:次髎RL・中髎RL・志室R・空髎R・L2(1.5)R・L3(1.5)R

考察と想い

生活指導も含め、改めて施術側の責任を感じた症例。
膝裏に関わるふくらはぎ・ハムストリングスの緊張を解くことで徐々に機能改善されました。

症例13 4カ月前からの膝の痛み

症状と来院理由

仕事での無理がかかり、両膝関節に炎症(腫れ・激痛・熱感)反応が生じたのは4カ月前であった。歩く右膝の内側が特にピリッとした痛みに悩まされ、次第に左膝の同部にも同様の所見もみられるようになった。かなり重篤と判断して都市部の整形外科病院へ行き検査(XP・MRI)を依頼すると『異常なし』とのこと。渡された、湿布薬痛み止めの薬の服用しても効果がみられなかった。

地元の整形外科でも同様の診断を受け、当院へこられる前の整骨院では『腫れが酷く施術方針が立てられない』と言うまでだった、

そこで違う手段として、当院に来られた。

来院者情報

作業員 男性 50代

来院期間

2020年 10月 ~ 2021年4月 計22回

施術とその後の経過

1回目~5回目 膝関節の動きと日常生活の質の改善を目的に行った。この中で階段降り動作を重点に行った。5回目には一段一段降りていた動きが足をスラスラと出せるように変化した。

 

6回目~10回目 膝関節の動きとふくらはぎの筋緊張に対して行った。8回目、膝関節の痛みが鋭い痛みだったものが鈍い痛みになってきたことを確認。炎症反応も治まってくる。セルフエクササイズにも励んでもらい、正座出来るようになることを目標とする。【週2回のペース】

 

15回目で膝関節屈曲運動がスムーズになってきたため、伸展動作に対して施術を行う。ハムストリングの緊張緩和を指標に行った。この頃には仕事での過負荷時のみ痛むようになってきた。18回目で正座を出来るようになる。【週1回のペース】

 

左膝の違和感は消失し日常生活・仕事と大幅に改善されたことを確認し、22回目で終了となった。

主に使用したツボ・整体(活法)

ツボ:膝根・内眼裏・四枢・T11(1.5)・T9(1.5)

(上記は必須ツボであり、その都度臨機応変に対応した。)

考察と想い

本件のように両膝関節の痛みは多いが痛みが強い方を行うのが鉄則であります。身体バランス機能があるため、施術期間を要しますがその後の効果も持続します。

『異常なし・施術できない』と言われた方でも膝の動きに注目して行えばクリアーになるケースもあります。それを証明できた症例となりました。

 

 

症例12  靴がないと痛い膝 

症状と来院理由

連休中の品出し作業が早出があったりいつもよりハードだった。その時期から家に帰ると痛みを感じるようになり不思議と職場では痛みを感じていなかった。あるとき家でスリッパを履いてみた所痛みがなくなった。この違いに気が付いてから家でスリッパを履くように生活していたが脱ぐと同じように痛む。このまま痛みが進行すれば変形性膝関節症の話を同僚から聞きインターネットで調べ当院へ連絡をいただいた。

来院者情報

品出し作業 女性 70代

来院日

2020年 5月

施術とその後の経過

膝関節における荷重バランスの改善に重点をおき施術を行った。院では裸足で行ったため移動時には痛みを伴っていた。まずは骨盤の高低差(活法)・膝中心(活法)を用いた。この時点で歩くと内側にピリッと感じる程度と痛みが半減したのを確認する。

次に鍼をし、膝関節における連動を整え負担を和らげた。

使ったツボは臀部の膝根・内眼裏・四枢である。鍼治療後に歩くと歩行時痛はなくなった。

スクワットように膝関節にストレスをかけるとやや痛むとのこと。最後に半月板入れを行うとかなり痛みは軽減できた。

 

2回目(5日後)、『次の日からさらに良くなり、今では足踏みをすると痛む』とのこと。

前回の施術に加え腓骨上げ(活法)を加えて動きを改善させた。

 

3回目(7日後)、『2日前に重労働をこなしたときにやや痛くなり、昨日から調子が良い』とのこと。同様の施術を行い鍼では、足臨泣を加えて内転筋の緊張を緩和させた。

経過良好のため、施術を終えた。

主に使用したツボ・整体(活法)

ツボ:膝根・内眼裏・四枢・足臨泣(左)

活法:骨盤の高低差(活法)・膝中心・腓骨上げ

考察と想い

膝関節におけるクッション機能の低下が招いた症例であり、クッション機能をどうにかしようというわけではなく、クッションに負担にならないような身体つくりを目指しました。

このような時に活法を使うことでその人の持つ力を活かすことが出来るので適材適所で準備していきたいと思います。

 

 

症例11 ダンスをすると腰と膝が痛くなる

症状と来院理由

先週末、本番へ向けたダンス(いつもよりハードと言う意)をしていると腰・膝に違和感を覚えた。練習が終わると違和感だった部分が痛みに変わり、熱感までもつようになった。アイシング・湿布など出来ることは自分で行ったが3日経過してもダンス等の負荷時には痛みを感じるため相談を受けた。

膝には前十字靭帯手術の既往がある。

来院者

会社員 女性 30代

来院日

2020年 1月

施術とその後の経過

発生状況から考え、股関節の緊張を第一に考えた。動きでみると外旋動作に制限がありこの動作が制限されることで上下にある関節に過大な負担がかかっている。そこでふくらはぎのツボを使うことで股関節の動きを取り戻した。また、股関節屈筋群にも拘縮がみられたため足指にあるツボに鍼をした。

一度動きで確かめると深くしゃがみ込み『ここまで動くのですね』と驚かれていた。若干腰部の緊張が残っていたため、膝裏のツボを使うことで対応した。

 

2回目、週明けに来院された。腰は調子が良い。膝も熱感はなくなったとのこと膝の動き特に屈曲制限がみられたため、臀部や腰部のツボを使うことで対応した。

1回目、2回目を総じると“股関節の外旋・膝関節の屈曲・腰方形筋の緊張”が目立っていたのでそれぞれに対する活法を用いたアプローチを図り施術を終えた。

主に使用したツボ・整体(活法)

築賓R、大腰R、委中R
膝根R、気海兪R

梨状筋の導引・股胡坐・膝の空気抜き・膝裏の拘縮取り

考察と想い

痛む箇所の間にある股関節に注目できたのが大きい、ここに動きの悪さが上下にある関節に負担をかけていた。膝関節は既往があり動きが制限されやすい。、そのことを伝え患者さんには適切なストレッチを伝え再発予防に努めてもらった。

 

 

症例10 とび箱時に痛めた膝

症状と来院理由

体育の授業でとび箱をして着地の時に膝を痛めた。もともとオスグッド(脛骨粗面隆起)があったが当院での施術歴があり痛みは感じていなかったが再発したような形になった。

歩行時の痛み、特に膝をまっすぐにすると強い痛みを感じる。また、立位時もズキズキと痛む。

来院者

10代 男性(中学生)

来院日

令和 元年 12月

施術とその後の経過

歩行時の痛み等動きの制限が強く出ていたため、活法と鍼灸を組み合わせた。

始めに活法“オスグッドの調整”を行った。すると歩行時の痛みが半分程度になった。そのため臀部、大腿部に触れた緊張点に鍼をした。すると歩行時の痛みはなくなり、痛みもなく動けるようになった。最後に活法“膝中心”を行い、仕上げた。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根R、殷門R、

オスグッドの調整

膝中心

考察と想い

活法ではオスグッド病を脛骨が大腿骨に対して前に出ていると考えます。そこでオスグッドの調整を行うとこの調整を行う事が可能になります。

経験上、膝の痛みであっても臀部の緊張を解くと解消できることも多いと思われます。

この組み合わせが本症例ではポイントとなりました。

症例9 棒のように突っ張る膝

症状と来院理由

先日のバレーの試合中に膝が棒のようになり、動きが止まってしまった。日常生活でもしゃがむ動作がきつくなり、階段も支障をきたす。「三週間後には小学生最後の大きな全道大会がある。何とかしたい。」と言うことでした。

膝には炎症反応と言われる腫れ・熱感がないが曲げる動作が加わると痛む。

以前にも当院へ通院していたため連絡をいただいた。

来院者

10代 女性  バレー部員

来院日

平成30年12月

施術とその後の経過

可動域検査や整形外科的検査を行い、膝に問題ないことがわかった。そこで周辺組織である、骨盤、臀部、足首を入念に調べるとか可動域や筋肉の緊張がみられた。そこでこれらの可動域の回復・緊張緩和を目標に施術を行った。

 

1回目の施術後、しゃがむ事ができるようになった。

2回目以降は、日常生活に問題は見られない。バレーをすると痛くなる。本人の希望のため、バレーをしながら膝の治療を続けることにした。自宅でもストレッチ等できることはやってもらった。

 

4回目始めるときには、バレーの試合の後半部分に痛むようになり当初より施術効果が長持ちするようになったと報告があった。

 

6回目、大会の前日に施術し、この頃には試合を通して痛みなく活動出来ていることから施術を終了とした。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根R、大腰R、気海兪R、T11(1.5)R、委中R、

膝の空気抜き

考察と想い

スポーツ活動をしながら施術は可能である。膝関節に問題があればここに熱感があったりトラブルはみられるはず。しかし、膝に問題無い場合の方が多い。周辺組織の緊張を解すことで膝関節にかかる負担を抑え、動きが整うことで痛みも解消できた。

症例8 立つ座るをすると痛む膝

症状と来院理由

両膝が1か月前から痛む。立つ座るのときに痛みが生じて仕事や家事に支障をきたしてきた。仕事が忙しく身体に過度の負担がかかった日には夜間痛が出て寝れないこともあり不安になり整形外科へ受診した。しかし、リハビリはなく注射等の薬物治療だったため当院へ相談した。

腫れもあり、曲げ伸ばし動作では曲げる方が痛む。また左の方が痛みが強く出ていた。

来院者

40代 女性  会社員

来院日

平成30年11月

施術とその後の経過

1回目 

両膝の痛みを訴えていたが左の方が強く症状が出ていたため左側を中心に行った。膝の動きに対する軸が不正だったため臀部に鍼を行う。また、膝関節の屈曲と腰部の関連性から腰部の緊張点に鍼を行う。

動きで診ると背臥位で膝の屈曲で痛みが出ていたのが痛くなく曲げれるようになった。最後に膝の整体をした。

 

2回目(7日後) 

「膝を曲げて伸ばすときに痛みが出る」「深く曲げると膝裏が痛む」

と言う事だった。どちらも曲げる動作の緊張が要因となっているため再度評価した。すると股関節屈曲動作に不正が見られた。そのため足指にある関連するツボへ鍼をした。

すると深く屈むことが可能になった。その他は前回と同じように施術を行った。

 

3回目(14日後)

経過良く辿ったため1週間に1回だった施術間隔を2週間に1回にする。

「右膝が重だるく感じる」と言う事だったため、再度検査した。

すると左側と同じような部位に緊張が見られた。そのため右も同じ施術方針で行う。

 

4回目(14日後)

地面から立ち上がるときも痛くなく行うことが出来た。

仕事も一段落し、痛みも治まってきたため施術を終了した。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根L、大腰L、気海兪L、後谿L、内眼裏L (R)

膝の空気抜き

考察と想い

「太りすぎですね」そう言われ嫌になり当院へ来られる方も多い。確かに太ることは荷重関節である膝関節に負担をかけてしまうが痩せたら痛みがとれるのかと言われればそうではない。膝を診るときのポイントは軸の不正である。

これを正せばその場でも変化を多いに期待できる。そして患者さんには治療の観点で体重を維持できるように努めてもらうことも大切である。

症例7 家の中の移動が困難

症状と来院理由

半年位前から膝が全体的に痛み、家庭での移動動作が困難になってきた。整形外科に行き、ヒアルロン酸注射や投薬、リハビリも受けたが症状は一向に変わらなかった。

外へ出ていたが今では出る事さえも億劫になり家での生活が続いている。

先日NHKで“鍼灸”が特集されており、地元で鍼灸出来るところを探したところ当院に行きついた。

来院者

70代 女性

来院日

平成30年10月

施術とその後の経過

1回目 

両膝の痛みを訴えていたが左の方が強く症状が出ていたため左側を中心に行う。股関節・腰部・臀部に特有の緊張が見られ関連するツボに鍼をした。

施術後、1人で履けなかった靴下が履けるようになり本人、付添で来た娘さんも喜ばれていた。

 

2回目(7日後) 膝の可動域は確保されている。しかし、歩く(荷重時)と膝の全体が痛い症状であった。股関節の緊張と捉え対応する足指にあるツボに鍼をすると動作も楽になり痛みもなくなった。

 

3回目(7日後) 家庭内の動きが出てきた。立ちあがるときに“よっこいしょ”と言ってたのが聞かなくなったと娘さんが言っていた。

 

残る違和感をとり施術を終了とした。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根L、大腰L、中腰L、腰眼L、内眼裏L

考察と想い

聞けば半年前から大幅な体重増加があった。痛みがあると動けなくなることで体重増加も考えられる。すると膝は荷重関節であり、耐力を超えてしまい痛みを発する。この悪循環を打ち切るのために鍼灸はいいきっかけになったと思います。

 

 

症例6 伸ばすと痛い膝裏

症状と来院理由

数日前に膝を内側、足先が外側を向く膝が受傷しやすい肢位で捻ってしまった。座っていると問題ないが歩くと歩幅が合わなかったり、長時間の立位などで膝裏に痛みが出る。

来院者

30代 会社役員

来院日

平成30年8月

施術とその後の経過

片足スクワット:陰性
出尻肢位:陽性

股関節と膝関節の連動が起因していると推測しました。

股関節の緊張を解くことで膝関節に動きが出て完全伸展が可能になりました。

3週間後に来た時に今回の件について聞いてみると『あっ、そういえばそうだったね。』と痛みを忘れているくらいだったため経過良好と判断した。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根R、志室R、腰眼R

考察と想い

受傷してからの経過が浅かったため、治療成績が良かったものと思われます。
膝が伸び切らないと股関節の動きも制限され、歩容バランスも乱れてしまします。
丁寧に緊張部位を探れたことで少ないツボでパワフルな動きへ回復できたと思います。

 

 

症例5 オスグッドの痛み

症状と来院理由

冬頃からサッカーをしていると膝下の前側がズキズキと痛む。整形外科へ行きオスグッド(オスグッド・シュラッター病)と診断を受ける。
近所の整骨院へ行くも痛みは一向に変わらないため、インターネットを見て連絡をいただいた。
サッカー時の接触プレーやシュート動作(軸足時)では特に痛む。日常生活でも階段の上り降り、しゃがむ動作が困難である。
激しい運動をすると患部に熱感を伴うとのことでした。

来院者

10代 男子 サッカー少年

来院日

平成30年5月

施術とその後の経過

触診すると骨盤部にある膝と関連ある部位に強い緊張がみられたので鍼をしました。また、膝関節屈曲動作に関連する腰部のツボも加えました。
踏み込み動作をやってもらうと膝から上に痛みを生じたため、股関節と関連する足のツボに鍼をしました。痛みの軽減を確認し1回目施術を終えました。

2診目、『前回よりサッカーをしていても痛みの度合いが変わった』『今回は外側の膝関節部に痛みがある』と言うことだったので背骨のツボを加えました。

3診目、踏み込み動作のみ痛みがみられました。1診目と同様の施術をしました。
4診目、サッカーや日常生活動作に問題が見られないため再発予防の施術をして終えました。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根L、気海兪L、大腰L、T11(1.5)L、外眼裏L

考察と想い

痛む動作のいづれも膝に体重がかかると負担になることから近隣関節の緊張が膝に集中しトラブルが発生していると考えることが出来ます。
オスグッドを代表する成長痛は“安静にしなさい”と言われることが多いのが現状であります。その中、疼痛部位ではなく緊張部位に鍼をすることで部活動を休むことなく参加し痛みの改善を行うことで大変喜ばれた症例。

腰部や臀部の特有の緊張が膝関節の痛みを引き起こし、サッカーというスポーツ動作が引き金となったものと思われます。

 

 

症例4 着地のときに膝を痛めた

着地で痛めた膝関節

症状と来院理由

3日前のバレーボールの試合で左足を着地したときに左膝の前側に違和感を覚えた。その後プレーを続けると痛くなってきた。

昨日整形外科へ行き、骨に問題もなく安心した。痛みを解消する治療を求め当院へ来られた。以前にも足首の痛みなどでケアに来たことことがある。

 

現在は足を伸ばして着く動作が痛い。前に歩き足が着くときに痛い、階段の上り、車の降りるときなど…全て共通した足を前に伸ばし着地した動きで痛みが出現する。

来院者

10代 女子・バレーボール部所属

来院日

平成30年7月

施術とその後の経過

初診日

背骨には炎症反応が見られ患部にも若干の熱感があった。

また骨盤にも緊張点があり膝関節の動きの妨げになっていると推測した。

 

患部から離れた所にある緊張点を解いていくと膝関節の動きが段々と良くなっていった。

鍼をし、動きの変化を確認し…と言う作業を繰り返していくと本人が「もう痛くなくなった。」と言っていた。

 

大会が3日後に迫っていることもあったので無理しない範囲での部活参加を許可した。

 

二診目

大会後の予約のはずが次の日になった。膝にサポーターをして部活動に参加していたが今度は“腰痛”になった。腰痛の種類でも身体を反る事の出来ないタイプであった。

本来動けるはずの膝が制限された結果、腰部に負担がかかり痛みとなって現れたものと思われる。

 

大腿後面にあるツボに鍼をすると動きが改善され痛みもその場でなくなった。

膝の痛みは出ていなかったがコンディション目的で前回と同様に治療を行った。

 

三診目

大会後2日してから来られた。

膝・腰部何も問題なく過ごせている。

 

身体の癖・歪みが見られた。

骨盤をメンテナンスし全身の緊張を抜くように治療をして終えた。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根L、足太陽L、内眼裏L、殷門L

 

骨盤調整・胸椎ストレッチ

考察と想い

動きに注目して該当するツボに鍼をする当院の特徴が現れた治療。その場で変化を感じることが出来るので自然と患者さんの表情が緩んだのがわかった。

バレーボールなどスポーツは複雑な動きが伴い治療が難しいとされていながらも一つ一つの動きの解析で治療をシンプルに組み立て患者さんも納得の上での再受診と思う。

 

患部に鍼を刺さず周辺の筋肉・関節のバランスを整えていくことで痛みの解消が早期に出来たと思われる。何故膝が痛くなるのか?と言うのが原点である。

 

 

症例3 曲がらなくなった膝・歩行困難な女性

曲げることが出来ない膝関節・歩行困難

症状と来院理由

2週間前に急に膝が曲がらなくなり歩行困難になった。すぐ整形外科に行き注射と痛み止めの薬を処方された。だが一方に良くならず仕事にも支障をきたすことからインターネットで検索し、当院へ連絡をいただいた。

 

歩くことはもとより移動するときに膝に痛みが走るため杖をついてこられた。内側がピキピキと痛む。夜も痛みが増して安らかに眠ることが出来ない。最近は立っているときの臀部痛も気になるようになってきた。

来院者

60代 食堂全般の業務をしている女性

来院日

平成30年3月

施術とその後の経過

初診日

炎症反応を示す脊柱部分に緊張が見られたのでそこに関連する部位に鍼をしました。また膝の内側に負担が増加していたので近隣関節の緊張を生んでいました。それらの連動するツボへ鍼をしました。

 

二診目(2日後)

杖をつかなくても歩けるようになっていました。

前回と同様に鍼治療をしました。

“大股で歩くと痛みはないが小股で歩くと痛い”と歩きに関して、主訴の変化があります。

 

三診目(2日後)

歩くときに蹴って歩けるようになった。長い距離は難しいが何とか仕事が出来そうといっていました。

蹴れるようになると股関節屈曲の動きが制限され、このときから股関節の動きの治療を加えて行っています。

 

※ここまで2日に1回間隔・治療専念のため1週間仕事を休まれる。

 

四診目~七診目(4日間隔)⇒週2回の間隔

仕事に復帰された。仕事の膝関節の熱感が気になる。股関節の動きの治療+膝関節の炎症をとる治療と動きの治療をメインに行う。

 

八診目~十一診目(7日間隔))⇒週1回の間隔

このあたりから主訴が痛みから重だるさに変化しました。

治療内容には大きな変わりはありません。

うつ伏せになると膝が当たって痛かったのが出来るようになりました。

仕事後にあった膝の熱感もないことから状態の良さがわかります。

外へ買い物へ出たり、孫と外へ遊べている報告、外泊までも可能になっていることから十一診目で治療を終了しました。

同時に治療した症状

臀部痛・腰痛

主に使用したツボ・整体(活法

膝根R、腰眼R、T9(1.5)R、後谿R、大腰R

考察と想い

整形外科で骨は何ともない、年齢相応ですね。と言われ当院にこられました。原因点と発痛点と言う見方で身体を診ると緊張点も違ってきます。(上記症例参考)

膝は荷重関節であるため治療期間中は体重を増やさないように指導をしました。

 

患者さんの協力合っての本来の治療の在り方を認識しました。

 

年齢的ことに加え、職業、家庭生活が和式生活であることから他の人より治療期間が延びてしまった可能性もあります。

症例2 両膝のオスグッド・特に送球時に痛くなる

オスグッド

症状と来院理由

キャッチャーをやっており、常に膝に違和感があった。秋頃から近所の整骨院へ行き、電気治療やマッサージにて様子をみていた。『両膝の痛みは成長痛だから…』と言われそのように思っていた。近所の友人が当院へ受診しており、相談をいただいた。

 

生活では階段の上り下り、下のものをとると言う動作の時に特に痛みを感じる。

野球では、キャッチャー姿勢のとき・塁への送球時に痛みが増す。特に左膝が痛い。

来院者

10代 中学生・野球少年

来院日

平成29年11月

施術とその後の経過

初診日

膝を曲げている所から伸ばすときに膝が痛くなっていたので大腿部や腰部の緊張点を探りそこへ鍼をした。また、炎症反応もみられたので関係するツボにも鍼をした。

痛みの強い左膝を中心に治療を行なった。

 

日々のアイシングと膝関節に関係する筋肉に対するストレッチを指導し通院期間は毎日施行してもらうようお願いした。

 

二診目(7日後)

左膝の痛みよりも右膝の痛みが気になる。

曲げるのが特に痛く、このトラブルを中心に施術した。

 

出来なかった正座が出来るようになった。

 

三診目(5日後)

二診目以降、控えていたキャッチャー練習に入ってみた。試合にも出れそうなくらい問題ない。ただセカンドに送球するときに左膝が痛む。なお、ファースト・サードに送球するときは問題ない。

 

股関節に緊張がみられられたのでここに関連するツボに鍼をした。

他は、一診目と同じように治療した。

 

四診目(14日後)

テスト期間を挟み、治療期間が空いてしまった。

部活も休みだったため気にならなかった。

左右の膝を同じように曲げれるように痛みも全くなくなっていることからこの日で治療を終えた。

主に使用したツボ・整体(活法)

膝根RL、腰眼L、T9(1.5)L、 後谿L、大腰L

考察と想い

キャッチャーと言うポディションでで常に膝に負担がかかっていました。他機関ではここを原因点と考えますが当院ではここを発痛点と考えます。オスグッドをかばうように近隣関節が歪むことで痛みの増悪因子となっていました。

腰部や骨盤の緊張が膝にかかる負担を大きくしていた。近隣関節の緊張を解くことで膝にかかる負担が減り痛みが減っていたと思われる。

 

身体は左右バランスをとるように出来ており両方痛い場合、特に強い方を治療する旨をしっかりと伝えることで次に起こることを予測できたのも良かったと思います。

患者さん自身も毎日のケアに励み最短ルートで改善への道を開けた。

 

 

症例1 伸びなくなった膝 

伸ばすと痛い膝関節

症状と来院理由

2年前から右膝が痛かった。生活には支障が生じていなかった。ただ、最近は膝周りがジンジンと痛み出し、常に違和感がある。また生活では階段から降りるときやベッドから降りるときに支障がある。下にある物を拾う時も同様である。

 

本人は骨盤の歪みが原因と思い様々なエクササイズを試みるものの改善が見られないことからホームページからご相談をいただいた。

来院者 

40代女性 会社員

来院日

平成29年11月

施術とその後の経過

初診日

整形外科テストを行ない半月板や側副靭帯には問題がみられなかった。

ただ、膝の伸展機構にトラブルがみられることからこれをゴールと定めて治療を始めた。

 

膝を伸ばすと膝裏が痛い。また体重をかけると余計に痛む。

臀部の緊張点、腰椎の緊張点に鍼をすると動きやすさを実感してもらえた。

 

二診目(3日後)

朝起き掛けがツラい。

身体が温まると痛みが緩和されてくるのをこの数日で感じた。

前回よりだいぶ良いと言っていた。

 

よく身体を観察すると頸に緊張が見つかり、前回のツボをベースに治療をした。

また、膝痛も今までお皿の下・裏だったのが外側に感じるようになった。

 

三診目(5日後)

治療して2、3日は膝の痛みは気にならなかった。ただ、治療日の前日あたりがジワジワと重たい鈍痛が膝全体にあると言っていた。同様に治療をした。

 

四診目(7日後)

膝痛は全く気にならなくなった。

腰痛が少しある程度である。全体的に快適に生活できていると言ってたのでこの日で治療を終えた。

同時に治療した症状

腰痛

主に使用したツボ・ストレッチ

膝根R、L3(2)R、外眼裏R. C5(1)R

ハムストリングスストレッチ

考察と想い

仕事柄デスクワークが多くなり、姿勢の乱れ・骨盤の歪みを出しやすい。患者さんが骨盤の歪みを気にするのはよくあること。けれども、自分では解決出来ないときに治療家としての立場があります。

膝は荷重関節であり治りにくい関節でありますが患者さんと共に向き合うことで解決への道を切り開けた症例。

膝にかかる負担を近隣の各関節へ分散し、痛みを無くすと言うよりもバランスの取れた身体つくりがテーマとなります。

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