治療について
当院の施術方針~部分から全身の観察~
痛いと感じる部分から身体のあらゆる所から影響を及ぼす原因を定めるため全体観察を行います。そこで『痛い所だけではなく、全身を診る理由とは?』
と言うテーマで当院の治療方針を身体の動きを用いて解説しました。
例えば、肩が凝る・肩が痛い
とは一体どのようなことでしょうか?
関節が動いているのを知っていても、実はそれだけが全てではないこと知っていますか?
例えば、手を挙げる動作を行います。
その時に胸鎖関節を上から下に押してみましょう。
すると上げやすくなります。
今度は動きを抑制するために胸鎖関節を下から上に押します。
肩関節の挙上の動きをぼんやりと見ると肩関節だけが動いているように見えます。
しかしこの時には胸鎖関節①、肩甲骨②、脊椎③などの組織が大小の歯車のように協力し合って動きを作っています。
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〇関節:△関節:□関節:◇…=〇:△:□:◇:…
のように大小それぞれがもつ力を発揮して見える動きをデザインしていると言えます。
だから、見えているものを基本に見えないものへ目を配る必要があります。
全身に目を向けることで自身では気づくことの出来ない原因を探り、病気・症状に捉われない治療方針であります。
痛い所が原因点とは限らない
痛みを感じるからと言って必ずしもその部位に原因があるとは考えません。
東洋医学では“気”・“血”・“水”の三位一体で健康と呼んでいます。
全てバランスよく存在することが大切であります。これはお互いが協調し合い、働きあっていることです。だから、局所に捉われず全身観察を通して、どこで不具合が起きているのか、原因を見つけます。
鍼灸治療の専門性を高めています
鍼灸は中国古来に発祥し、人体を自然界と調和しながら生命活動を営む存在として捉えます。
病状と患者さんの体質を注意深く観察して、自然界の現象に沿って『生命』として人体を総合的・全体的に診ることで身体の調和をとり、病に対して回復に向かう身体の形を作ることができます。
1本の鍼とひとつまみのモグサで万病と向き合ってきた鍼灸術は伝統医療の中でも類例のない医術であります。
鍼灸治療でなければならない理由がある
①張り巡らされたネットワーク“ツボ”を調整するため
400以上あるツボは単体で存在するわけではなく相互に補完し合いバランスを保っています。見えない世界の“ツボのネットワーク”を操ることで身体を調整して不調と言うマイナス状態から正常であるノーマルな状態へお手伝いするのが鍼灸師の役目であります。
②鍼灸師が狙うツボを的確に捉えたいから
親指の指腹を見ると500円玉程度の大きさがあります。
けど、私達が狙いたいのはゴマ粒大・米粒大の生きた“ツボ”でありあます。正確にツボを捉えることで最小限で最大限の鍼効果を出すことが出来ます。
③即効性と変化があるから
1本鍼をして、確認する作業を行います。すると動けなかった部分が大きく動き出し“変化”を感じる事が出来ます。施術目的にいただいた時間を無駄にすることなく、“即効性”や“変化”を重要視しています。
④セルフケアとの線引き
自分ではどうにもならなくて…と訴える方々と鍼灸施術を通じて笑顔を共有してきました。「早く来れば良かった」と感想を言ってもらえることが多々あります。
身体は替えが利かない唯一のものです。
⑤身体全体を捉えることが出来る
“木を見て森をみず”と言う、ことわざがあるように鍼灸師の醍醐味は、痛い所から発展的に全身を捉えることが出来ることです。
治療についての口コミを紹介します
施術後に患者様自ら寄せてくれた口コミの一部を紹介します。
手当ては私たちの武器
私たちには立派な検査機器もなければ、レントゲン撮影を行うことができません。
凝り・痛みを始めとする身体の不調時には必ず緊張点(=ツボ)が現れます。この緊張点を探し出すために必要なのは、機械よりも“手”であります。
触れることで感じ取るのは骨格や軟部組織を始め、鍼灸師の醍醐味である“ツボ”の様子も伺っています。確かな切診(触診)は正確なツボ探しへと繋がっていきます。
最小刺激で最大限のツボ効果を出すためには欠かすことの出来ない作業がツボ探し。
ペンでツボをとる作業は求めるものが小さければ小さいほど必要性が増してきます。
鍼をする前に同じところに触り、治療後に再び同じところに触れる“再現性”を重視することで共有空間も生まれてきます。