起立性調節障害について
起立性調節障害について
起立性調節障害で悩む、あなたはこのようなことでお困りではないですか?
- 朝起きれない、低血圧である
- 夕方になると元気になり、怠け者扱いされる
- 息苦しさ・ふらつき・倦怠感が続く
- 胸のむかつきが常時ある
- ストレスがかかるとお腹が痛くなる
ひとつでも当てはまる、私のことだと思ったあなたは良くなる可能性があります。
起立性調節障害は思春期に悩まされる問題であります。
最初は保健室で過ごせた程度であったが次第に家から出れなくなり、日常生活の質が低下して、思い通りに過ごせない時間が増えてきます。
病院受診して検査を行っても特に異常が見つからなかったり、心の問題と言われることもあるようです。
でもご安心ください。
あなたと同じように改善策もなく困り果てた起立性調節障害の方から
『学校に行けるようになった。修学旅行にいけた』
『あれだけ薬に頼っていたのに飲まずに健康的な毎日を送れるようになった』
『もっと早く施術を受ければよかった』
変化・即効性を重要視する施術のため、このような声をたくさん頂いています。
当院は、少ない通院期間で改善への近道をご提案します。
起立性調節障害でお悩みの方は是非一度ご相談ください。
起立性調節障害
起立性調節障害は思春期特有の自律神経の乱れであり、その数は思春期全体の1割100万人以上の子供たちがいると推測されています。自律神経の乱れは大人だけ問題ではありません。
死に至る病気ではないので軽く受け止められることもありますが“頑張れば何とかなる”と言うものではありません。
思春期には何が起きているのか?
思春期は、自我同一性と言う心の発達段階の曲がり角に当たります。自意識が強くなっている反面、友達や周囲の大人の目がとても気になります。
例えば、親や周囲の大人に抑圧されたり、気遣い過ぎている子供たちは思春期になると心の距離の取り方がわからず、心を閉ざして、人との接触を避けようとします。特に相手が先生などになるとますます緊張することで、警戒し心を閉ざしてしまいます。
よく体調が悪いのは、『心の問題だ』・『精神的に弱いからだ』と言われることが多いのですが身体がしんどく悩まれる要因を考慮しなければいけません。
他には
- 肩が凝る
- 腹痛がある
- 頭痛がある
などの症状を合併していることが多くあります。子供は自分の症状を親には言わないことが多くみられますので今一度確認してみましょう。
あなたの起立性調節障害が改善しないのはなぜか?
本当の原因を見逃している可能性が高いからであります。
臨床を重ねていくと次の答えに辿り着きました。
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「体の使い方」からうまれる筋肉のコリに原因があります。一部の筋肉に負担をかけてしまう体の使い方をすることで筋肉にコリができ、身体の動きが悪くなります。 |
具体的には首や肩、背中、お腹などに特徴的な緊張が見られます。
この身体の不必要な緊張が様々な全身症状(痛みや痺れ、眩暈や耳鳴り、下痢や便秘、不眠、冷えなど)を引き起こします。
これらの症状をそのままにしておくと、またそれがストレスとなりどんどん不安が大きくなっていきます。
原因となる筋肉はだんだんと硬くなり、コリを形成します。コリができることでスムーズな体の動きが失われ血流が悪くなると言った負のループに陥ってしまいます。
つらい起立性調節障が当院で改善する理由
呼吸の安定までを考えているから
心身一如と言う言葉があるように穏やかな心でいられるときは、ゆっくりな呼吸でありますが不安や恐怖を感じているときは呼吸は速くなります。
このように感情が呼吸を乱すことがあります。
また、どうする事も出来ない事象を目の前にしたとき深呼吸を繰り返します。私たちは呼吸によって感情をコントロールすることも可能であります。
呼吸が浅くなると眠りも浅くなるため疲労がとれにくくなります。疲労を回復し、自律神経を整えるには呼吸の改善が必須となります。
背中に歪みがあると… |
肩甲骨を含め、首の骨や胸の骨をうまく利用できない身体の癖が出来てしまいます。 それぞれの動きが妨げられるため血流が悪くなります。
呼吸に影響を及ぼす背中の歪みを整える施術を行うことで、呼吸が深くできるようになり、自律神経のバランスがとれます。 |
お腹の硬さがあると… |
休息やリラックスするときに優位になる、副交感神経の働きが妨げられ腹式呼吸を正しく出来ない身体の癖が出来てしまいます。
呼吸に影響を及ぼすお腹の硬さを整える施術を行うことで、呼吸が深くできるようになり、自律神経のバランスがとれます。 |
猫背でいると… |
肺の膨らみに制限がかかり肋骨や背骨を広げる筋肉が弱化します。すると、肋骨が下がり前屈姿勢になります。この姿勢の乱れは、筋肉を固くさせ錆びつきを進めます。そして神経伝達も悪くなり、全身に悪影響を及ぼします。
姿勢を整える施術を行うことで、呼吸が深くできるようになり、自律神経のバランスがとれます。 |
このようなことからも一人一人の施術を明確に区分けしています。
症状の現れる部位と動作の組み合わせを細かく分類することでその方に合わせた最適なツボをつかった施術を行います。
同じ症状であっても、その症状を誘発する動きを細かく分析してタイプ分けすることで的確な施術ができます。
それは本当の原因が日常生活などで負担をかけ続けた身体全体の中に潜んでいると考えているからであります。
デスクワークで座ったままでいる事による下肢の負担が多ければ、臀部・大腿を中心にみていきます。キーボードを日々使う事による上肢の負担が多ければ肩甲骨・手を中心にみていきます。
その中で最も緊張(硬い所)している箇所に鍼をしていきます。
当院ではとりあえず痛いところを揉む、鍼をするということはしません。
しっかりと原因を探し、少ない刺激で最大限の効果を目指します。
痛みのある所ではなく、本当の原因に鍼をする事が根本的な施術であります。
病院の検査では行われない、体の緊張(コリ)と動きをしっかり診ていくのが当院の強みであります。症状のあるところだけを診るのではなく、全体を診ることで根本的なアプローチや原因がみえてきます。
具体的な方針としては、体の不必要な緊張を緩和する・動きのバランスを整えることを考えています。目で見た状態、問診で聴いた内容、手を触れて感じた情報(触診)、どのような動きがしづらいのかなどを整理していきます。
起立性調節障を引き起こしている根本的な原因をみつけ、的確にアプローチすることができれば症状の改善と再発しにくい体に整えることができます。
起立性調節障の症例
①起立性調節障害~朝起きられない~
症状と来院理由
昨年の11月末あたりから身体が重たく感じ、特に朝起きることが出来ない。寝つきは良いが7時過ぎに起きていたのが11時を回ってようやく起床できる身体になってしまった。この頃から体調が優れなく、学校を休む日が多くなってしまった。
・特に午前中に襲われる身体の倦怠感と頭痛
・常時感じる首・肩こり
・立ち上がり時のフラフラするめまい
・元気がなく、顔色も優れない、集中力が低下しボーっとしている時間が長い
(経緯)昨年の12月病院に行き、血液検
血圧をあげる薬をもらったが子供に飲ませるのはこわい
病院では症状としては重いですねと言われた。
今は(2020年1月)ほとんど学校にも行けずな状態、思い返してみると5年生くらいから朝起きてだるい、疲れたという
来院者
10代男性 学生
通院期間
2020年 1月~2020年 5月
施術とその後の経過
自律神経失調症の1つと考え、その時に抱える患者さんの症状(肩こり・首こり)の緩和、身体の可動域の回復、特に緊張の強い(※)お腹・臀部・背部の緩和を目的に施術を行った。
※くすぐったい・逃避性反射がみられる・コリとなっているなどの所見をまとめています。
2回で肩こり・首こりの症状を訴えることはなくなった。
5回目の当院での再検査のときに『札幌に行っていた頃より調子が良い。身体が軽い』と言っていた。この頃には起床時間が10時くらいと早まってきた。7回目のときには7時に起きることもあったが身体のだるさが抜けない。8回目以降は、8時代に起きれるようになっていった。体調が良くなり、学校へも部分的に参加したり・少しの遅刻でも登校できるようになる。ただ新型コロナの影響もあり学校も春休みの始まりが早くなり変則的になってしまう。
3月の末頃には今までのような生活を取り戻し7時過ぎには起きれるようになり症状が減っていった。(施術回数15回目以降~)
4月の学校分散登校も参加、部活動の参加もあり症状も安定していた。
5月の25回目の施術で終了となる。
1月~2月は週3回、3月週2回、4月・5月は週1回の施術頻度
施術回数は25回
施術時間と日程はほとんど同じ時間で同じ間隔で行うことで体内リズムを整えた。
効果のあったツボや整体(活法)
元溜・足三里・条口・漏谷・合谷・会宗など
(その時のコンディションで使い分ける)
考察と想い
朝に目覚める交感神経の働きが鈍く、脳血流量の低下により一日のリズムが乱れ症状が起こるものであり、鍼灸では体内リズムを整えるように身体の緊張をみていきました。回数を重ねることで変化があり、不思議と患者さんの表情も柔らかくなっていきました。
心の問題だと言われる【起立性調節障害】でも身体の緊張を見抜き適切な施術を行うことで症状の消失に繋げた症例。
もちろん、鍼灸師の私が全て関わったわけではない、その背景にある家族さんの協力あって成し遂げた結果と思っています。
病気として理解されない起立性調節障害
自律神経の乱れが根底にある問題であり、病院での検査では異常がみられないことが多く心の持ちようで済まされることが多くあります。
ただ単なる怠け者ではないのです。
起立性調節障害の8割の方に『朝起きの不良』・『寝つきの悪さ』があります。
生活リズムが乱れ、夜にゲームなどをして朝起きれないのは起立性調節障害でなくても当然かもしれません。加えて、心のストレスも考えなくてはいけません。
起立性調節障害は身体の病気ですが心のストレスにより悪化することがわかってきています。子供は、自分の悩みを心の葛藤を整理して言葉にすることに慣れていません。
子供を責めたり小言が続くと起立性調節障害はいつまでも治りません。その反対に保護者の心の平穏を取り戻し、ゆっくりと見守ることができると子供が徐々に平穏を取り戻し体力が回復し始めます。子供の心の平穏には保護者の心の平穏が大きく関与しているように思われます。
起立性調節障のお悩みは、心までも大きなダメージを受けます。
当院の施術に希望を感じていただけたら、ぜひご連絡ください。
心よりあなたのご来院をお待ちしております
起立性調節障の症状に関するQ&A
たくさん症状を抱えています。それでも施術は可能ですか?
はい、可能です。主症状をお伺いすると関連性のある症状であることがほとんであります。古傷から発展的に波及することもしばしばです。
まずはお気軽にご相談ください。
病院には行っていません。それでもかかることは可能ですか?
はい、可能です。
重篤な場合は病院を紹介します。
様々な薬を飲んでいます。それでもかかることは可能ですか?
はい、可能です。
薬と鍼は治療目的が異なります。
営業時間(完全予約制)
曜日 | 時間 |
月・火・木・金曜日 | 09:00ー19:30 |
水曜日 | 13:30ー19:30 |
土曜日 | 09:00ー14:00 |
料金と予約について
はり治療
初(再)診料
1000円(税込)
施術料
4000円(税込)
※高校生以下2000円 (税込)
滞在時間
初診時/約60分(問診含む)
2回目以降/約40-50分
※現金、PAY決済(PayPay・AU・D)可能であり、クレジット決済はできません。
予約
当院は予約制であります。