右目の違和感
症状
数か月ほど前から右目が無意識にピクピクするのが気になっていた。近所の眼科を受診するも『疲れ目ではないか?酷くなるようでは注射治療もある』と言われる。近くに大きな病院もなく暖かくなるのを待っていた。1か月ほど前に総合病院の脳神経外科を受診し、『脳には異常はない』と言われ安心はしたが一向に症状は変わらなかった。インターネットで調べるとこの目のピクピクには鍼が効いたと言う記事を目にして当院へ連絡をいただいた。 肩凝りは常に抱えており、自分なりに体操やストレッチをしている。 右目のピクピクする症状は時間が特定されず日によって朝出たり、夕方出たりする。 サークル活動や日課の散歩のときはあまり感じる事のないという事を問診時に確認して施術へ入りました。
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来院者
女性
70 代
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期間
2018年5月 ~ 2018年8月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
10回
施術と経過
後頚部の筋肉の緊張が関与していると考えました。 慎重に触れると右の頸部に硬結を触れました。ここを緩めるためにふくらはぎや手の甲に鍼をしました。最後に肩上部にコリが残っていたため足のツボを使い緩めました。 二診目~五診目 同じように施術を行い症状の緩和を確認しつつ施術を週2回のペースで行いました。 六診目 『眼の気になる時間が減ってきた』『肩凝りも何となく場所が変わってきている』という事でした。肩上部だった凝り感も背中の方へ感じることが多くなったようでした。 ちょうど肩甲骨の真ん中に強い硬結を見つけた。そこを緩めるために手のツボに鍼をしました。 症状の緩和に伴い週1回の施術へ変更。 十診目、症状が気にならなくなったことを確認し、これですべての施術を終えました。
使用したツボ
まとめ
1人暮らしで娘さんに調べてもらい当院へ連絡をいただきました。病院ではみれなくても鍼の可能性を示せた症例となりました。施術を続けることができたのも患者さんがその時の変化に気づいてもらえたからと思います。 身体の過度な緊張を鍼治療で緩和すると改善する事が多い、施術計画通りすすめられたことが早い回復につながりました。目の症状は後頭部の緊張が多く関与しますが鍼はゴマ粒大の大きさの硬結をピンポイントで狙うことでその場で変化を感じられることが特徴と思います。
担当スタッフ
洲崎 和広