どんな姿勢でも痛い背中
症状
4日前に仕事で円柱状の長い機器を2人がかりで運んだ後から背中が痛む。階段で登っていく場面で上側の人であり、下の方を確認しながらの作業だったため常に回旋が加わりそれが一番の原因と考えている。大きく呼吸したり、患部を伸ばしたり、ずっと同じ姿勢でいると刺さるような痛みを感じる。仕事が休みになるまで投薬し、湿布を貼り、塗薬をしても改善がみられないため連絡をいただいた。
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来院者
男性
20 代
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期間
2019年4月 ~ 2019年4月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
背中の大きな筋肉である脊柱起立筋が張っていたがその中で最も緊張が強い部位を解す目的で手足のツボに鍼をした。 次に背中の緊張が取れたことを確認すると肩甲骨の内縁の痛みを強く訴えた。 そこで対応する上肢のツボに鍼をすると呼吸も楽に出来るようになり症状が改善された。
使用したツボ
まとめ
発生状況から考え、脊柱に大きな回旋が加わりダメージを負ったものと思われます。背骨は上肢下肢の根元であり、手足にあるツボで調整を図ることで背中の痛みは改善されました。本症例は患者さん自身がどのような場面で痛めのかが明確であったことも早期改善に繋がったと言えます。
担当スタッフ
洲崎 和広