投げ続けると肩が痛くなる
症状
草野球のピッチャーをやっており、4日後に行われる大会で全力で投げ切れるか不安である。投げていると肩が痛くなり、他の所も痛めそうで怖い。シャドーモーションをとると肩を後ろへ引けなく肘から下だけで投げている感覚である。 社会人になってからこのような感覚が多く、整形外科へ受診しても『関節唇損傷』と診断はついたものの具体的な治療方法が見つからないため来院いただいた。 水平外転時、外旋時に痛みが再現された。
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来院者
男性
20 代
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期間
2019年5月 ~ 2019年5月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
2回
施術と経過
肘から下で投げているのは肩甲骨をうまく使えていないことと肩甲骨の動きには土台である股関節の柔軟性も必要なことを伝え施術に入りました。 まずは、股関節の外側にある緊張を足関節にあるツボで取り除きました。次に背中にあるツボに鍼をすると水平外転が出来るようになりました。 動きでもみると外旋時にやや痛みが残っていたため最後に背中にあるツボで仕上げました。 2回目『完投出来ました』と報告があり、残る緊張を取り除き施術を終了としました。
使用したツボ
まとめ
『投げる上でこんなに股関節を意識したことはありませんでした』と言われたのが印象的な症例。施術者として悩める患者さんに実際に触れて“気づき”を与えるのも重要な役割と思います。肩甲骨を動かすためには股関節の柔軟性も必要であり、なぜ必要であるかをツボを通して感じていただけました。
担当スタッフ
洲崎 和広