上を向くとめまいがして気分が悪い、身体が重い
症状
昨日の起床時から身体の異変を感じた。目覚めが悪く、朝なのに疲労感があり身体が重たい。首を動かすだけでめまいがしそうで行動が制限された。同時に足の冷えもあったことから一日安静に努めた。次の日も同様、朝から調子が悪く今度は上を向くとめまいがすることに気が付いた。明日からは子供の病院受診等あり休んでもいられれないため、近所の評判を聞きつけ当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2020年5月 ~ 2020年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
動きと症状から頸部の緊張に注目した。 足指のツボに鍼をするとその場で症状が治まった。仕上げに仙骨のツボとふくらはぎのツボを加えると頸部はさらに緩み、脚に温かさが戻ったことで患者さんは寝てしまった。鍼を取り、起き上がってもらう際に再度上向き動作を自ら行い『これなら明日から動けそうです』と言われたので施術を終えた。 次の日の朝、“昨日はありがとうございました。目覚めもよく気持ちの良い朝です、ぐっすり眠れました。”とメールをいただく。予防法などをお伝えして終えた。
使用したツボ
まとめ
本症例で注目したのは、頸椎胸椎移行部であり、この部は自律神経系の症状をみる上でも大事なポイントとなります。この部の滞りが頸部から伴う症状の誘発と脚の冷えを招いていると考えました。また、ふくらはぎのツボを加えることで頸椎胸椎移行部の緊張緩和と共に熱の誘導を行えたことにポイントがあります。
担当スタッフ
洲崎 和広