動いていると何も問題なく、黙っていると怠い腰
症状
特に思い当たることはないが3日前の午後から腰が痛み座っているのが辛くなった。自宅にあった痛み止めの薬を飲むと緩解されたが静止姿勢を保てなく、寝れなくなった。不思議と立っていたり動いていると痛みを感じなく、座る・寝ているときなど黙っていると怠さが強くなり痛みとなる。
-
来院者
男性
60 代
-
期間
2021年2月 ~ 2021年2月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
3回
施術と経過
腰の動きに注目すると前屈の動きが制限されていた。また、腰部を触れると冷えもあった。 この2点の改善に取り組んだ。 腰部の緊張から膝裏にあるツボ・腕のツボに鍼をした。最後に仙腸関節に残った緊張を足のツボを使うことで仕上げた。 2回目、『腰の動きは良くなったし、眠れるよう二なった。朝の一時間の怠さが気になる』とのこと。 臀部の冷えが目立ち、股関節の緊張もみられた。臀部のツボ・足指のツボ・脚のツボを使い対応した。 3回目、『怠さも抜けてきた、ほとんど大丈夫だと思う』とのこと。 これまでと同様、冷え・腰臀部の緊張を取り除くことを目的にツボを選び施術を行った。 経過良好と判断し、様子をみてもらうことにした。
使用したツボ
まとめ
怠さはなかなか患者さんと共有することが難しいと思います、そこで私は冷えの所見をポイントとし施術をすすめていきました。本件のように“朝の一時間怠い”など再現できない症状も臨床では遭遇します、そのような時圧痛などの緊張はもちろんのこと、冷えも1つのポイントとなります。
担当スタッフ
洲崎 和広