頸の凝り・上半身が重たい
症状
2年前に子供が生まれ育児が中心の生活になると頸部の凝り感が強く出現するようになった。特に右側面の筋が突っ張っていることが多く頭痛も頻発するようになった。最近は何かしようと思っても肩首背中が凝り固まような重たい感覚に襲われ物事に集中できていない。そのためか常に緊張状態が続くことで入眠困難となり、睡眠サイクルがずれ込み生活リズムが乱れてきた。するとこれまで生理痛をあまり感じずに過ごしてきたことが信じられないほど、生理前生理中と酷く腹痛・頭痛に襲われることが増えてきて足の冷えも出てきた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2022年8月 ~ 2022年8月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
頸部の緊張を確認すると左側屈時に右の頸部痛が誘発され、コメカミ部にも緊張がみられた。また、婦人科領域を示す下腹部にも強い緊張がみられたため合わせて調整することを考えた。関連する手の甲のツボ・腕・足のツボに鍼をした。そのまま10分安静にしていると足が温かくなり頸の動きも良くなった。仕上げに呼吸を整える目的に臀部のツボ・膝裏のツボを使うとさらに状態が良くなった。 その後は『眠たいときに眠れるようになった。鍼治療後からかなり調子が良い』と報告を受けたためメンテナンス目的での施術を行っている(3週間に1回)
使用したツボ
まとめ
頸部の緊張だけではなく婦人科領域にもアプローチを加えることで大きく改善された症例であります。上半身主体の悩みであったが肩・背中・頸と部分から全体に展開する視点をもつことで少ない鍼数でもはっきりとした効果を得ることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広