腰臀部痛と右に身体が傾く
症状
元々腰痛もちであり、約10年前に腰椎椎間板ヘルニアの手術を行い経過は良好であった。ただ、年始から仕事やプライベートで様々なことが重なり体の疲れが取れないことが続いた状態でいると以前のヘルニアと診断された兆候が現れてきた。常に腰臀部痛があり雪かきなど体に負担がかかるようなことを行うと下肢に痺れを感じる。3週間前に整形外科を受診したところ『以前に手術している所が中心となり痛みとなっている、少しリハビリが必要』と牽引療法など物理療法で経過をみるように言われ、週1-2回通院していたが徐々に身体が右の方に傾いていることが気になり院のスタッフに相談しても明確な解答がなかったことから当院に相談いただいた。
-
来院者
男性
50 代
-
期間
2023年2月 ~ 2023年2月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
身体の傾きについて調べていくと左腰臀部特に外側ライン緊張が強く右に傾いてしまうことを把握した。そこで、この部を解すことで乱れた重心バランスを取り戻すことを施術方針とした。 まずは、重心バランスに関わる肩甲骨内縁のツボに鍼をした。次に姿勢筋である腰方形筋部の緊張・臀部の緊張を取り除くことを目的に臀部のツボに鍼をした。立位でみると正中位を取り戻し、施術前に反ることが難しかった腰部も動けるように変わった。 5日後も経過良好であったことからメンテナンス目的での施術を続けている。
使用したツボ
まとめ
身体の傾きの多くは骨盤の歪みと解釈されることが多いと思われます。本件においては重心バランスを取り戻すこと・姿勢筋の緊張緩和をすることで対応することが出来ました。施術前に骨盤の側方移動に制限がみられたことや腰部の側屈に制限がでていたことが決め手となり施術方針を定めました。
担当スタッフ
洲崎 和広