ジョーンズ骨折後の再発痛
症状
第5中足骨基部骨折ジョーンズ骨折と呼ばれる疲労骨折を2年前の中学校2年生のときに起こした。主にギプス固定して安静期間を設けることで骨癒合し競技復帰を果たしていた。しばらく気にならない程度であったが高校に入学し、練習がハードになると徐々に痛みを感じるようになった。試合後は特に痛み、2週間前から生活にも支障出てきた。患部にストレスがかかる、足関節回外の動き・外側荷重時に痛むため相談いただいた。
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来院者
男性
10 代
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期間
2021年8月 ~ 2021年8月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
逃避性姿勢・逃避性歩行であったことから重心バランスの乱れを考えた。そのため、関係する肩甲骨外縁のツボに鍼をした。また、腓骨筋にも緊張がみられたため関連する、腓骨にあるツボ・小趾にあるツボに鍼をした。すると回外動作の痛みが消失した。荷重時痛も場所が変わり、先程よりも近位部(第五中足骨粗面後縁)に変わった。そこで、関連する小指のツボに鍼をすると痛みが消失した。
使用したツボ
まとめ
第五中足骨にかかる負担を減らすことを考え施術にあたりました。本症例のポイントは重心バランスを取り戻すことと腓骨筋の緊張を取り除くことでありました。この2点をクリアーできたことで患部にかかる負担が減り、第五中足骨の動きが良くなり痛みも消失したと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広