ストレスから発症した首の痛み
症状
看護師として病院に勤務しており、3月に入り配属が変わり今までと業務が大きく変わった。勤務先での初めての配置替えを受け、少しショックを受けつつも仕事をこなす毎日であった。これまで仕事上の頸痛はあったもののそこまで強く痛みを感じる方ではなかったが周囲の人が変わると首の痛みを強く感じるようになった。 特に朝起き上がる動作が辛く、後ろを向けない。また上下の可動範囲も狭くなり、日常生活に支障をきたしていた。3日前からは背中にかけての放散痛も始まったことから連絡をいただいた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2021年4月 ~ 2021年4月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
首の動きでみると屈曲・伸展、左右回旋時に左の頸部から背部・肩甲骨内縁にかけて筋張ったような痛みを訴えた。首の動きから手の甲・足指にあるツボに鍼をした。また、精神からの影響を考慮して腰部・仙骨部にあるツボに鍼をした。 頸部の緊張緩和を確認し、頸部の可動域も取り戻した。起き上がり動作でみると改善されていた。 2回目、『睡眠が深くなったような気がする。状態が良くなった。』とのこと。頸部の回旋動きに制限がみられたためそれを整えるように施術をし、終えることとなった。
使用したツボ
まとめ
頸部に関わるツボを使い、動きを整えることで改善した症例であります。本症例においては、精神的なストレスを考慮し、仙骨や腰部のツボ加えることで状態を高めることが出来たと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広