上腕二頭筋腱炎と言われた肩の痛み
症状
一週間前、趣味の和弓をやっているときに肩関節前面に痛みを覚えた。すぐに病院受診すると『上腕二頭筋腱炎』の診断を受け安静第一に湿布・痛み止めの薬が処方された。それから状態をみて和弓を続けたが痛みは続き〝そのうち腱が切れてしまうのではないか〟と言う恐怖心も出てきた。同時に夜間の痛みも出現してきたことから違う手段として連絡をいただいた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2022年9月 ~ 2022年9月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
実際に上腕二頭筋腱を触れると圧痛もなく正常であった。ただ、実際の弓を引く動きを行うと痛みが再現されたためこの動きの改善を考えた。最大限引いたときに肩関節前面に痛みを訴え、触れると三角筋前面であったことから関連する手指のツボに鍼をした。すると動作時の痛みがなくなった。作用を高めるためにふくらはぎのツボに鍼をして終えた。
使用したツボ
まとめ
競技特性から手指の緊張に注目しました。手指の緊張が肩の動きを制限していたことが本症例のポイントであります。 また、屈曲・外転など基本的な動きが出来ていたこともありスムーズに進めることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広