仕事中に頻繁におきる頭痛
症状
2か月前から仕事中の頭痛が悩みであった。終業1・2時間前になると痛み始め帰宅するまで続くことが多く酷いときには市販薬で対処していた。頭痛が起こる場所は前・後ろ・横とその日によって違い、ズキズキと痛むことが多かった。当院へ来るまでの間、病院へいくも『異常なし』『ストレートネックである』と言われ、同僚から勧められた整体店へ数回通うも効果が感じられなかった。そのうち違う手段を探していると当院に行き着いた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年4月 ~ 2021年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
初回、仕事がなかったため頭痛はなかった。しかし、肩上部にみられたコリを押すと頭部の方まで響くポイントがあった。また、後頚部・側頸部には特異的な緊張がみられたため、それらを解すべく施術に取り掛かった。 肩上部のコリに対応するために腰部のツボを使った。また、仙骨部にある頸部の緊張と関連するツボを加えると『肩の重荷が取れた』とのこと。仕上げに頸部の伸展の動きに制限がみられたため、整えて終えた。 2回目(8日後)、『頭痛はこの間なかった。かなり楽になった』とのこと。 頸部の屈曲の動きに制限がみられたため、整えた。また前回と同様の施術を行い頸部全体の緊張を和らげた。 3回目(7日後)、『ここまで薬を飲まずに過ごすことが出来ている、首を動かすことも億劫ではなくなった』とのこと。 左肩関節の動きに制限がみられたため、整えて施術を終えることにした。 経過良好だったことから一度様子をみてもらうようにした。
使用したツボ
まとめ
現場では『異常なし』『ストレートネック』と言われた方々と接することは多い。検査では異常なし、外見上のストレートネックは参考程度にし、患者さんが訴える頭痛・頸部の緊張を的確に捉えることが出来れば速やかに改善されるケースもあります。本件のポイントは、肩上部・頸部のコリを腰臀部の使い解いたことであります。
担当スタッフ
洲崎 和広