室蘭市登別市の医師・整体・マッサージ師も通う、はり治療院。肩こり・五十肩・腰痛・自律神経失調症・顎関節症・不良姿勢・めまいなどに対応して美容鍼灸も行います

全身倦怠感、疲労、食欲不振、頭痛…コロナ感染後遺症

症状

先週コロナ感染され今現在は陰性となった。しかし、コロナ後遺症で悩んでいる。全身倦怠感、疲労感が強く何事にも意欲的になれずにいた。ペットの犬を飼育しているが日課である散歩でさえ行く気持ちになれない。 味覚障害もあり、コーヒーは『お湯の苦い飲み物』と感じ美味しさを感じることを出来ずにいた。朝ご飯はほとんど食べること出来ず、ほとんどヨーグルト・バナナ・味噌汁であり昼・晩にも食卓に着くが固形物を受け入れることが出来ず、食欲不振が続いている。 常時、咳症状・頭重感があり午前中は平熱であるが夕方になるにつれ37度付近の微熱になる。

  • 来院者

    男性

    60 代

  • 期間

    2022年11月 ~ 2022年11月
  • 頻度

    週2~3回
  • 通院回数

    3回

施術と経過

本人も自覚していたが呼吸が浅い。身体をみていくと下肢に冷え所見が強く現れており、頸部・肩上部を中心にコリが強かった。頭痛もあることから熱バランスの乱れが不調の原因と考え施術にあたった。 後頚部のコリの解消・水分代謝の促進・下半身の緊張をとることを目的に膝裏・大腿裏側・腰部・腕にあるツボに鍼をした。加えて頸部のコリ・肩上部のコリをとることを目的にふくらはぎや足のツボに鍼をした。コリの消失を確認すると『頭痛がなくなぅた』とのこと。仕上げに背部のコリに対応するため手足のツボに鍼をした。 施術後は『大きな変化はないが何となく良い感じ』とのこと。下肢全体に強く現れていた冷えも足先のみになっていた。 2回目、『施術後すぐに実感はなかったが昨日からご飯をおいしく食べれるようになった。明け方の頭痛を感じるようになった。微熱・食欲は緩和されたと思う』とのこと。 腹部背部の緊張を取ることを目的に手足・臀部のツボを使い呼吸機能を高めた。施術中も腹鳴があり、足先の冷えも消失した。 3回目、『前回後から症状がなくなり快適に過ごせている。』とのこと。 現れているコリに対応することで再発防止に努めた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

未だに解明されていないコロナ後遺症症状であります、本件のように全身倦怠感、疲労、食欲不振、頭痛…と多岐に渡ることもしばしばであります。その中で私が注目したのは熱バランスの問題であり、頸部・肩上部・背部にコリがあると熱交流が遮断されるため健康体と言われる頭寒足熱が逆転してしまいます。 そこでこれらのコリに対応することで身体を整えました。冷えている足を温めるのも一つですが専門的な視点をもつことで一歩踏み込んだ施術が可能になります。

担当スタッフ

洲崎 和広

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