座っていると痛くなる臀部・腰部
症状
5月中旬にぎっくり腰になり痛めてから完全に治りきっておらず、中腰・しゃがむ・捻ると言った腰に動作が加わるときに痛みを感じる。『動くのがツライ』と感じる日々が続き次第に恐怖心が芽生え、全ての動作が緩慢になった。当院まで車で40分ほどの距離であるが片道でも臀部にズーンと広がる痛み・重だるさを訴えていた。問診時には当院の椅子に座ってもらい、話を伺ったが何度も体勢を変え居心地が悪そうであった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年6月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
施術では、坐位時にみられた臀部の緊張を取り除くことを第一に考えた。臀部の側方に強い緊張がみられたため重心を取り戻す目的で肩甲骨内縁のツボを使った。刺鍼後に座り直してみると『少しお尻が軽くなった』と言われていた。次に臀部の緊張・ハムストリングの緊張を取るために腰や足のツボを使った。最後に脛にある2つのツボで仕上げた。施術前と比べ8割ほど軽減できたことを確認し、次の施術に繋げた。 2回目、『かなり調子が良い、座った状態で屈むと若干腰に張り感が出ている程度』とのこと。 そこで1回目で使用した脛のツボを使うとその場で症状は消失した。
使用したツボ
まとめ
事務員と言う職業柄、臀部・ハムストリング部に負担がかかっており重心も乱れ痛みを呈していました。ぎっくり腰は良くなってもその後に臀部の重だるさが残ってそれがまた腰痛の原因となることもあります。今回のように治りきらないものは案外違う個所に原因があることがあります。多角的な視点で身体をみれば早期改善の可能性も開けるのです。
担当スタッフ
洲崎 和広