数時間前に発症したぎっくり腰
症状
ショピングセンターのキッズルームで両足を揃え両手を後ろで組んで蛙飛びして子供と遊んでいた。数回やって飛び跳ねたときに腰が『グキッ』砕けるように痛みを感じた。子供もいたことから痛みが出ないように恐る恐る過ごしていたが帰りの車でハンドルを持つ動作、ちょっとした振動などのとき思わず『痛い』と発してしまい、家族の勧めもあり当院へ来られた。来院時『お年寄りの気持ちがわかります』と腰を曲げて入ってこられた。問診表の記載時も前へ少し屈む動作だけでも『痛い』と発し、数年に一度このようなぎっくり腰に襲われる。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年7月 ~ 2020年7月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
腰を少し動かすだけでも右の腰部~臀部にかけて痛みを発していたことから、その中から一番の緊張を探った。すると仙腸関節部に特異的な緊張があった。そのため、この部と連動を成す肩甲骨の内縁のツボに鍼をした。すると腰を動かす度に発していた『痛い』と言葉もなくなり少し落ち着いた様子であった。そこで肘のツボを加えた。するとさらに状態がよくなった。『脇腹に重たさが移ったようだ』と言うことだったので手のツボで対応した。 最後に動きでみると前屈・後屈動作を痛みなく出来て歩行も背筋を伸ばして歩けるようになったことから施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
全身を使い飛んだり跳ねたりするときの動作を考えると身体の要となる仙腸関節部に目がいきました、そこでその部の緊張を探り施術へと結びつけたのが本症例であります。緊張が緩和されることで痛みも消失し、身体を動かすことが可能になりました。
担当スタッフ
洲崎 和広