硬いものを食べると痛く、開口時に大きな関節音が伴う
症状
1年前にフランスパンを食べている時に顎がガリガリと鳴って痛くなった。それ以降、顎の痛みは当たり前のように過ごしていた。この間、歯科を受診しマウスピースを作成されたが夜中に外してしまうこともあり、あまり続かなかった。開口動作に問題ないがガリガリとした大きな関節音が伴う。また、フランスパンや珍味、たこの刺身など硬く咀嚼回数が必要である食べ物が好物であることから食べたときに鋭い痛みがあることが悩みであった。部活動を終えて、受験勉強もあり口の違和感があると物事に集中できないことから連絡をいただいた。
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来院者
女性
10 代
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期間
2021年8月 ~ 2021年9月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
4回
施術と経過
肩こりや背部痛の自覚はなかったが顎関節周りには顕著な緊張がみられた。 施術方針としては、嚙み締めたときにかかる顎の負担を減らすことを考え顎周りである首や肩のコリを解すことを考えた。 側頭筋・咬筋、肩甲骨周りに現れていたコリを取り除くように適時ツボを選んだ。 1回目の施術後には関節音が半減した。 2回目『大きな音が鳴らなくなった』とのこと。以下、同様の施術方針にて行う。 3回目『タコを食べてみたが問題なかった、家族からもご飯を食べているときに顎の音がしなくなった』と報告があった。 4回目『大好きなフランスパンもストレスなく食べれた』と報告があった。
使用したツボ
まとめ
顎関節の動きに問題が生じた場合、首や肩甲骨にも動きの悪さやコリがあることが多いことから緊張を取り除きながら一緒に進めていきました。本人が肩コリを自覚していなくても現れているコリとしっかりと向き合えば症状改善に繋がります。
担当スタッフ
洲崎 和広