股関節の裏側が歩く時や寝ている時に痛む
症状
50代の頃にパーキンソン病を発症しそれから股関節の痛みを感じるようになった。特に裏側が歩くとズキンと響くような痛みがある。いつもより距離を歩くと足が重くなり、就寝中も痛くなる。 今まで家庭内で痛みを感じることなかったが最近は家事でも感じるようになった。そこでインターネットで調べ当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
60 代
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期間
2019年5月 ~ 2019年7月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
8回
施術と経過
股関節の裏側と腰部の腰方形筋には連動がありこの関係性を高めること、パーキンソン病のためか側方動揺性があったのでバランスを整えることを重点においた。 腰方形筋に緊張が見られ、ツボに鍼をすると歩行時の痛みは消失した。また、肩甲骨内縁のツボを加えると『まっすぐ歩けている気がする』とのこと。仙骨のツボを使い全体的な緊張を和らげた。 家族が遊びに来たり長い距離を歩かなければならなかったときには症状が一時的に強く出ることもあったが5回目まで安定していた。 6回目には『左の状態が良いためか右足が重たく感じる』とのこと。同様に施術を行い、8回目には『外出も出来るし、問題なくなった』とのこと。 積極的な施術を終えて、経過を見守ることにした。
使用したツボ
まとめ
パーキンソン病と言う病名にとらわれることなく“股関節の裏側の痛み”として捉えることでシンプルな施術が成り立ちます。病気を治すことは難しくても患者さんの生活の質を高めるためのお手伝いを出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広