走っていると踵内側が痛くなる
症状
趣味でランニングをしている。3か月前より走っていると踵内側が痛くなり気になる。おおよそ、3~5㎞の走行時には支障はないが10km、ハーフやフルマラソンといった負担が増すと痛みが強くなってくる。生活には支障はないが2日後にマラソン大会があるため、コンディション調整の目的と併せて連絡をいただいた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2019年8月 ~ 2019年8月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
足底部をみると踵内側に強い緊張がみられ、圧痛もあった。足底アーチ内側・後脛骨筋・内転筋も同じような所見がみられる。総じて下肢内側ライン全体に緊張がみられた。 まずは、この乱れた重心を取り戻すべく肩甲骨内縁にあるツボに鍼をした。 次に足底部に残った緊張を後脛骨筋上にあるツボで取り除いた。歩いてみると 『前に足が出ますね』とのこと。最後に足関節の背屈の動きを整え終了とした。 ※マラソン大会が終わった2日後に来院され『フルマラソンを自己新記録で走り切りました』と喜びの報告を受けた
使用したツボ
まとめ
患者さん本人も自覚していた踵の内側の圧痛であったが原因は身体の癖であり、鍼では肩甲骨の内縁がポイントとなりました。感じていたのは痛みでありましたが感じることが出来ない癖に対してアプローチすることで本来の動きを取り戻したと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広