身の置き場のない程の痛み・しびれ付随する蕁麻疹、空咳
症状
2週間前に寝違えを起こし、そこから痛みの他、蕁麻疹、空咳と言った不調に悩まされている。加えて、3日前よりは腕までだるさとしびれが出てきた。首を動かすと痛みが走り、後ろを向く動きや上下の動きに制限がかかる。湿布は全身に蕁麻疹があるため貼れず寝ていても起きせていても身の置き場がないことから何とかならないのかとご相談をいただいた。安静時は手を頭の上に置いていると楽であり、就寝時には患側を下にして寝ると圧迫されるため少し寝やすい状況。
-
来院者
女性
40 代
-
期間
2020年6月 ~ 2020年6月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
3回
施術と経過
首全体の筋緊張を和らげるべく、手の甲にあるツボを使った。また、小指のツボを使うことで炎症反応にも対応した。回旋の動きはこの時点で良くなり、上下の動きときにピリッとした痛みがみられた。そこで背骨をみると胸椎1番に緊張がみられたため手や脚のツボを使うことで対応し、肩甲骨外縁のツボで仕上げた。 2回目、『施術後は良かったが昨日くらいから弱い痺れ・痛みが出てきた。』首の動きでは下向きの動きのときに痛みと腕への痺れがみられ、腕に触れるだけでもピリッとした神経痛がみられた。臀部を中心に施術し、動きを取り戻すと症状も消失した。 3回目、『腕にほんのわずかの痛み、首の動きもほとんど取れている』背骨を中心とした痺れに対する施術を行うと消失した。経過良好であり、患者さんから『この身体の状態であればもう大丈夫』と言う言葉をいただけたので施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
首のコンディションを整えることを第一に考え施術を行った結果、痺れや蕁麻疹などの周辺症状も大きく改善されました。問診時に趣味が読書と言うことを伺っており、首の下向き関わる筋肉や臀部には強い緊張がみられました。第一胸椎に本症例のポイントがありました。そのためこの部を中心に解すように考えました。
担当スタッフ
洲崎 和広