転職により感じるようになった肩こり
症状
今年に入り転職し、慣れない職場環境に加えて業務も初めて覚えることが多かった。そのため仕事場では常に『肩身が狭い思い』をしていた。先月から仕事後に起こる、肩こりや全身の倦怠感が強く出て、仕事へ行く気力さえも奪ってしまっていた。睡眠時間を確保しようと早めに布団に入るなど自分なりに生活上の工夫をしてみるものの限界を感じた。 そこで専門家に診てもらいたいということで連絡をいただいた。 首の動きと肩の動きを診ると、上を向くと左首全体に引っ張られるイやな感じがあり、肩関節の挙上動作に関しても左の肩関節が重い感じがするとのこと。
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来院者
男性
50 代
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期間
2019年3月 ~ 2019年3月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
症状から睡眠の質が低いことが伺える。肩凝りもあることから呼吸器に関わる肋骨や鎖骨の動きに注目し全体把握を行った。頚部・肋骨部・鎖骨部に緊張が見られたため関連する手足の部位に鍼をし、緩めた。 2回目の施術終了時には左右ともに可動域が確保され、動きやすさを実感されていた。夜もぐっすり眠れているとのこと。3回目には、残る緊張を和らげ全ての施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
『肩身が狭い思い』をしていた患者さんの身体を診ると呼吸に関わる組織が緊張を起こし、呼吸を浅くしており睡眠の質を下げることで回復力を遅らせ身体にトラブルを起こしていたと思われる症例。 症状は肩こりであったが原因を考えていくと患者さん自身で解決できないことが多い。そのような時鍼灸師として生活の質を高めるお手伝いを出来ればと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広