ストレートネックが原因と言われた首こりや肩こり
症状
接客業をしており、左肩にいつも凝り感・張り感を抱えている。特に仕事が忙しくなってくると症状が増すのが気になっていた。 1週間前に整形外科へ受診し、「ストレートネックが原因」と言われ良い姿勢でいることを助言された。姿勢を意識することは難しいので姿勢指導士がいる当院へ連絡をいただいた。 姿勢チェックをし、理想的な姿勢と今の姿勢との違いを写真で伝えた。 肩の可動性をチェックすると左肩の側方挙上、屈曲の制限がみられた。 頸部も動かすと左回旋制限がみられた。その他には、眠りが浅いためか昼間から夕方にかけて集中力が落ちてくると言っていた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2018年7月 ~ 2018年7月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
2回
施術と経過
手のツボ・足のツボを使うことで首と肩の動きが回復された。ただ、ベッドから起き上がるようにしたときに「そうそう、この動作が痛いんだった。」と患者さんが思い出したように頸部を触れながら伝えてくれました。 手の甲のツボに鍼をして、再度起き上がってみると痛みがなくなっていたので1診目の施術は終わりました。 2診目、「前回の治療後から熟睡出来ている気がする」とのこと。前回と写真で比べ理想的な姿勢に近づいていることをお伝えしました。前回と同様の施術を行いました。患者さんのシフトの関係で施術予定の1週間後から10日後に変更になりましたが十分な動きの回復が見られため「また、痛むようでしたら頼りにしてください」とお伝えして終わりました。
使用したツボ
まとめ
肩や首の動きを整えることで関連する眠りまでもサポート出来ました。睡眠時は呼吸が深くなるので首や肩の可動性がないと呼吸が浅くなりぐっすりと眠ることはできません。いくら“姿勢が問題”と言われても意識下にない姿勢に注目するのは無理があります。そこで客観視できる動きを共有することで本人の期待に添えたと感じています。鍼をすることで質の良い睡眠へと繋げ早期に回復されたケースであります。ストレートネックや不良姿勢を引き起こす原因が身体の緊張であることを鍼灸師の視点で解いた症例となりました。
担当スタッフ
洲崎 和広