オスグッドと診断がついた膝の痛み
症状
冬頃からサッカーをしていると膝下の前側がズキズキと痛む。整形外科へ行きオスグッド(オスグッド・シュラッター病)と診断を受ける。 近所の整骨院へ行くも痛みは一向に変わらないため、インターネットを見て連絡をいただいた。 サッカー時の接触プレーやシュート動作(軸足時)では特に痛む。日常生活でも階段の上り降り、しゃがむ動作が困難である。 激しい運動をすると患部に熱感を伴うとのことでした。
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来院者
男性
10 代
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期間
2018年5月 ~ 2018年6月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
4回
施術と経過
触診すると骨盤部にある膝と関連ある部位に強い緊張がみられたので鍼をしました。また、膝関節屈曲動作に関連する腰部のツボも加えました。 踏み込み動作をやってもらうと膝から上に痛みを生じたため、股関節と関連する足のツボに鍼をしました。痛みの軽減を確認し1回目施術を終えました。 2診目、『前回よりサッカーをしていても痛みの度合いが変わった』『今回は外側の膝関節部に痛みがある』と言うことだったので背骨のツボを加えました。 3診目、踏み込み動作のみ痛みがみられました。1診目と同様の施術をしました。 4診目、サッカーや日常生活動作に問題が見られないため再発予防の施術をして終えました。
使用したツボ
まとめ
痛む動作のいづれも膝に体重がかかると発生していることから近隣関節の緊張が膝に集中しトラブルが発生していると考えることが出来ます。 オスグッドを代表する成長痛は“安静にしなさい”と言われることが多いのが現状であります。その中、疼痛部位ではなく緊張部位に鍼をすることで部活動を休むことなく参加し痛みの改善を行うことで大変喜ばれた症例であります。 「休まずサッカー出来たのが一番良かった」と言う言葉が印象的でした。
担当スタッフ
洲崎 和広