小指に力が入らず手全体がだるい
症状
1週間前から引っ越し作業に追われ重たい家財道具を整理していると手全体的に力が入らなくなってきた。 箱に詰め、紐で締めたり細かい作業も段々としづらくなってきた。また、仕事でもパソコンを使うのでキーボード入力等スムーズに行うことが出来ない。 最初は使わなければ治ると思っていた。しかし日を追うごとにだるさが腕へ波及してきたため、症状が深刻化してきていることを心配して連絡をいただいた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年3月 ~ 2019年3月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
5本の指の動きを診ると患側の小指の伸展の動きに制限がみられた。また、患側の手関節が重く背屈制限もみられた。そのため指や手関節の根元である、首や肩甲骨周辺に注目した。すると、特異的な緊張がみられたため鍼をした。 1回目の施術後には小指の動きと手関節の動きが回復した。 2回目には、主訴が肘の痛みになっており親指にあるツボに鍼をすると曲げづらかった肘が曲がりやすくなった。 3回目は、だいたいの引っ越し作業が終了した後であったが『痛くなく作業を行えた』とのこと。
使用したツボ
まとめ
指を診ていくうえで小指の動きは欠かせない。握ったり、力を入れるのには必要な機能であるからである。 小指が動きやすくなることで手関節全体がしなやかになり痛みも改善されたと思う。 2回目には主訴の変化が見られた。これも経過良好の証拠であった。
担当スタッフ
洲崎 和広