静止時、立ち上がり、前屈動作で痛い腰
症状
2日前の仕事後、いつものように自宅でくつろいでいるとズキズキと腰が痛みだした。その時は単なる疲労と考え湿布を貼って早めに就寝した。翌朝、痛みは残っているものの動けるレベルだったため歩いて通勤することにした。歩き始めて、15分程経過したときに腰が前日の夜のように痛みだし会社へ着くころには静止時でも痛みを感じ、立ち上がりや前屈み動作に対して特に痛みを感じた。 痛みがあると仕事にならなく、自分ではどうにもならないため連絡をいただき施術する運びとなった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
通勤で30分以上の距離を歩いていることと上記の動作時痛から股関節と腰部の緊張が要因となっていることを考えた。 股関節の動き特に屈筋群に強い緊張が見られたため、足指にあるツボに鍼をした。すると痛みを感じていた立ち上がり動作が出来るようになった。また、腰部の緊張を取るために膝裏のツボに鍼をした。 仕上げに仙腸関節の動きを整え、施術を終えた。 2回目、「動作時痛はほぼなく、歩いていると痛くなる」とのこと。 身体を支える筋肉を中心に診ていくとハムストリングスに強い緊張がみられた。 また、歩行動作を考え肩の動きと骨盤の連動を考え肩甲骨外縁にあるツボに鍼をした。 するとハムストリングスの緊張が緩んだ。 「腰にあった重たいものがとれたようだ」と患者さんが言われていたのでここですべての施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
通勤で距離を歩いていることで股関節に緊張を作りやすかったこと、デスクワーク主体の仕事のため肩甲骨に緊張を作りやすかったことを主体に考えました。そのように身体を診ていくことで患者さんにとっての適切なツボを選べ、必要最低限の刺激で施術を終えることが出来たのが良かったと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広