バドミントンで痛めた腰から広がってきた背部痛
症状
2年前に第五腰椎分離骨折をしてからは慢性的な腰痛を抱えており、部活動であるバドミントンの試合が続くと痛みが出ると言うのを繰り返していた。練習試合なども重なり痛みがピークな時期だと感じた。今までは休暇日を設けると痛みもなくなっていたが今回は2日休んでも痛みは変わらず数日前から背部が同じような痛み方をしてきているため、近くの治療院を探すと当院に行き着いた。
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来院者
男性
10 代
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期間
2019年10月 ~ 2019年10月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
4回
施術と経過
腰の動きをみると反ると痛く、授業中など座っている時間が長いと背中・腰・臀部まで痛みが広がってくることから胸椎の緊張に注目した。特に胸腰椎移行部付近は動きが制限されていた。 そのため、ここを緩めることを第一に施術に当たった。 まずは胸腰椎移行部の緊張緩和を目的に脛にあるツボに鍼をした。腰を反らせる運動を行うと半分ほど改善された。次に第五腰椎にみられた緊張を取るべく足のツボに鍼をした。動きで見ると残り3割ほどと言うこと。 ここで一回目は終了とした。 2回目『授業中はそんなに気にならず過ごせたが部活に参加すると終わったあとが痛い』とのこと。 同様の施術方針で行い経過を見たが3回目までは大幅な変化はなかった。そのため、3回目には肩の可動域をみて、外旋制限が見られたため対応する胸椎のツボを加えた。 4回目『バドミントンをしても痛みがなかった』と言われていた。最後にメンテナンス目的の施術を行い再発予防に努めた。
使用したツボ
まとめ
外旋時には胸椎部は伸展し、身体の動きを作ります。肩の動きやすさを作ることで連動部への負担が減り痛みも解消されたものと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広