座っていると痛くなる坐骨部
症状
3日前の夜、自宅の机で勉強していると坐骨部がドーンと重く痛くなるのを感じた。それから日が経つごとに痛みが増して鋭い痛みに感じるようになり、椅子に座ることが難しくなった。受験勉強もあり、これからと言う時期と言うこともあり心配になった母親がインターネットで調べ当院へ来院された。
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来院者
女性
10 代
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期間
2019年9月 ~ 2019年11月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
11回~15回
施術と経過
座骨部、臀溝両外側、腰部に強い緊張、圧痛があり坐位で身体を丸めると痛みが増強した。そのため、これらの緊張を解くことを施術方針とした。 1回目~3回目、炎症を示す反応が背骨に見られため関連する小指部に鍼をした。また、胸椎下部にも同様の反応がみられたため足にあるツボに鍼をした。座っている時間が長いためか股関節屈筋群にも緊張がみられたため足指のツボに鍼をした。 4回目の頃には『座っていられるようになったが30、40分すると痛くなる』とのこと。 そこで腰部の緊張を取ること、股関節の屈筋群の緊張を抑えることを主に行う。膝裏のツボや足指、手の甲にあるツボを使った。6回目までは週2回行い、痛みが治まってきた7回目からは週1回で行った。 学力テスト、定期テストの兼ね合いもありが7回目~9回目までは症状の増減を繰り返した。テスト等のイベントが落ち着いた10回目以降は、症状が安定し、12回目からはほぼ痛みも無くなっていたため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
座る時間が長い私たちは座骨部周辺に負担をかけやすい。本来の働きである坐骨で座ることが出来ていればトラブルになることは少ないがお尻座りによりハムストリングスなど筋肉に負担をかけてしまっているケースが多々みられる。そこで関連する組織の緊張をみてツボに鍼をすることで緊張を和らげました。
担当スタッフ
洲崎 和広