黙ってても痛い脛の内側の痛み
症状
部活動でサッカー部に所属しており、5月に右足首靭帯を損傷し3か月間安静にした。8月から復帰し、これまで順調だったが冬シーズンになり室内練習に突入した途端に同じ足首の所に痛みが出てきた。1か月前からは内くるぶしの骨に沿って痛むようになり、練習に集中して取り組むことが出来なくなった。そのうちに左足も同じように痛くなり、今では黙っていても両内脛がズキズキと痛み、圧するとさらに強くなる。歩くことも難しくなり、来院時には乗るはずだったバスにも乗り遅れたほどであった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2020年2月 ~ 2020年2月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
背中をみると胸椎下部に特異的な緊張を見つけた。そのため、その緊張部に鍼をした。確認すると静止時痛はなくなり、歩くと若干ではあるものの痛みは残っているとのこと。次に足裏に注目し、小指側・踵の外側に緊張をみつけた。そこで腓骨の下にあるツボ・肩甲骨内縁にあるツボを使い緩めた。 立ってみると「右にかけてしまっていた重心が真ん中に揃っている気がする」、歩行を促すと「歩けますね」と症状の消失を確認出来た。
使用したツボ
まとめ
シンスプリントと呼ばれるものと思われます。背中との連動を調整することで脛の緊張に対してアプローチしました。既往歴から右足の障害が多いことを確認し身体のバランス機能向上を目的とした視点で施術を組み立てたこともポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広