杭抜き作業中に痛めた腰

測量業をしており、４日前に杭を抜く作業中に背中・腰に余計な力が入ったのか腰部を痛めてしまった。それからドーンと重い腰の痛みがあり、生活ではソファーから立ち上がるときや車から降りるときに痛みを感じる。日常生活・仕事に支障をきたすため連絡をいただいた。

静止時痛はなく、痛めた動作と身体の緊張から胸腰椎移行部に注目した。動きで見ると坐位での胸椎伸展動作時に動かすことが出来ない。そこで胸椎１２番目の緊張を緩めることを施術目標とし脚のツボ２つに鍼をした。鍼をすると動きを取り戻した。２回目、『状態は良い』とのこと。同様の施術を行うことで再発予防に努めた。

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動作から胸椎１２番目の緊張に注目し動かしやすさを体感してもらうことで改善への道を開けた症例であります。背部の緊張が腰部に負担をかけ、痛みとなっていたと思われます。本症例は動作時痛を共有できたことが大きいと思われます。

洲崎　和広