転倒後から生じた肩の痛み
症状
鳶職であり、2週間前に仕事中に頭上で両手を伸ばし工具箱を受け取った。しかし、足場が悪くそのまま転倒してしまった。肘から打つような形になり自分の中では『肩を捻じったような感覚』になった。以後、『肩の中の方で痛み』腕が挙がらず洗顔・洗髪動作など多くの日常生活動作に支障をきたしている。湿布や塗り薬をしても効果を感じられず、同僚の紹介にて来院された。
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来院者
男性
30 代
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期間
2020年3月 ~ 2020年3月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
動きでみると肩関節屈曲130度程、水平外転120度程であった。 首の緊張部に鍼をするとこれらの動きが向上した。さらにこの作用を強めるために足のツボを使うと“中の方で痛む感覚”は消失した。仕上げに三角筋部緊張・肩甲骨内縁の緊張がみられたことから脚のツボ・肘のツボを使うと左右の肩関節の動きに差が無くなったため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
『肩の中の方で痛む』と言うことから身体の軸を調整することを考え施術にあたりました。転倒により痛めた部に患者さんは目をむけてしまいますが施術者として身体の軸に注目できたことが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広