1週間前からの腰の痛み
症状
1週間前に仕事で重量物を持ち運びしていると急に腰が抜けるように力が入らなくなり次第に痛み出してきた。その後は自宅で安静し様子をみたが良くならなかったので近所の整形外科へ行った。そこでは『骨には異常が診られない、筋肉を傷めたことによるぎっくり腰です』と言われ、処方された湿布・痛み止めの薬で対応していた。当初の痛みが治まってきたものの前屈が入る動作(下のものを拾う、靴下を履くなど…)があると痛みがあり生活や仕事に支障をきたすことから相談を受けた。
-
来院者
40 代
-
期間
2020年5月 ~ 2020年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
臀部に強い緊張があった。また、普段から重量物を持ち運びしていることから背中に緊張を作りやすかった。そこで臀部の緊張と関連する背中のツボに鍼をした。その場で動きの改善がみられた。残っている痛みは肩甲骨外縁のツボで対応した。最後に前屈動作時にみられた臀部の緊張を足のツボを使うと上肢の動きと臀部の動きが連動し違和感なく動けるようになったため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
職業柄背中に緊張を作りやすかったため背中と臀部の連動を解くことで動きの改善を図ったのが本症例であります。患者さんは痛みの部位にしか目がいかないので専門的な視点で身体の緊張を解き、ツボで動きを整えることが出来ると痛みや動作制限が解消されました。
担当スタッフ
洲崎 和広