10日ほど続いた踵の痛み
症状
10日前の朝、ベッドから起きると踵がズキッと痛く特に歩行時に強く感じた。またこの日は定期検診時の内科診察日であったのでかかりつけ医に相談すると整形外科を紹介された。そのまま診察を受けると『骨には異常がなく、疲労によるものです』と言われ湿布と痛み止めの薬が処方された。渡された一週間分の様子をみても変化がなく違う手段として当院へ相談された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年5月 ~ 2020年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
内果から足裏にかけての痛み、特に荷重時が顕著であった。まずは重心を整える目的で肩甲骨内縁にあるツボに鍼をすると荷重時痛みは半分ほど緩和された。続いて、後脛骨筋の緊張に注目し胸椎下部にあるツボに鍼をした。ここで圧痛の軽減を確認し、最後に股関節の屈筋群に著明な緊張がみられたため足指にあるツボに鍼をすると痛みが解消され歩行動作もスムーズにできるようになった。
使用したツボ
まとめ
全体的な方針として荷重バランスを考え、その後はポイントで絞れたのが良かったと思います。立位で生活する上で踵の痛みには様々な要素が考えられます。その中で適切なものを選び最適な方法を提案できるようにまずは全体は捉え、ポイントで施術できるように施術の手順を再認識する症例となりました。
担当スタッフ
洲崎 和広