足が痺れるように痛い・肩を引くと痛む
症状
機械メンテナンス業に従事しており、日頃から腰痛・肩こりを抱えていた。機械の下に潜り無理な体勢を続けたり、重機材を動かしたりと身体的な負荷が大きいからである。夜勤中の昨日、休憩していると椅子に座っているとあたる座骨部がツーンと刺すような痛みを感じと嫌な感じがした。座っている所から立つときに座骨部からハムストリング中央部までの突っ張り、座っているときの坐骨の痛みが気になる。庇っていたためか数時間から肩が重たく感じ肩を後ろへ引くと肩甲骨の内縁部に痛みが出る、併せて相談を受けた。
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来院者
男性
50 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年6月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
臀部の痛みと肩の痛みであったので関連性を調べ、股関節外旋制限・三角筋後面の緊張があったためふくらはぎのツボを使うことで対応した。続いて、腰部に緊張がみられたためその部に鍼をすると臀部の違和感はほとんど解消された。この時点で坐位時、立位時の症状はほとんど解消された。肩の動きでは内外装時に肩の内縁部に痛みが出ていたので背中にあるツボで対応すると動作時痛が解消された。
使用したツボ
まとめ
症状が出てから当院に来るまで早かったせいか施術をスムーズに行うことが出来ました。本症例のポイントはツボの使い分けであります。肩が痛いから肩だけに着眼する、臀部が痛いから臀部だけに着眼するわけではありません。起こった経緯を聞き取り、患者さんを理解する事で身体で起こっている現象を整理していくと必要ななツボも絞ることが出来ます。鍼数が多いから患者さんは満足するわけではありません、抱えている悩みが取れたときに本当の満足した笑顔がそこにはありました。
担当スタッフ
洲崎 和広