転んでから手の動きが悪く、反対側の肩が痛い
症状
今年の2月雪道で転んでから手と肩の動きが悪くなった。発生状況を思い返すと転んだときに右手を着き右手を痛め、その2日後から左の肩が痛くなった。それから右の小指は内転の動きが制限され小指と薬指を近づけることが出来ない。左の肩は常に凝るようになり物を運ぶときなど負荷が加わると痛みを伴うようになった。半分諦めかけていたが職場のお客様からの評判を聞き来院された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年6月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
症状から脊柱を介していることを考え、背骨の緊張に注目した。そこで胸椎5番に注目し施術を行った。この部の緊張を取るように行うと右小指の内転制限も取れ、左の肩こりも消失した。最後に左腕の緊張を解くため背中のツボを使った。 2回目、『ほとんど痛みを感じない』とのこと。 同様の施術を行い終えた。
使用したツボ
まとめ
胸椎5番目の緊張が要因と思われる症例であります。鍼でこの部の緊張を取り除くとすぐに症状が改善されました。症状を聞き取り、外傷の既往のない側にもトラブルが出ていたことから関連を考え、脊柱を介したメカニズムに注目できたのが良かったと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広