肩こりが原因と言われ続けた肩の痛み
症状
約1カ月前、バドミントンのスマッシュ動作時に肩に激痛が走りそれ以降プレー出来なくなったことから安静に努めた。素振りをしても痛かった肩が3週ほど経過すると『ちょっと出来るかな』と言うレベルになった。そこで復帰してみたが数分プレーしているとやはり肩の痛みが発症した。これまでの経過に加えて『手を挙げるときに関節が詰まり、横からあげると引っかかる、スルー動作時に肩の後面に激痛が走るのは痛めてからずっと変わらない』と言う旨を整形外科にかかりレントゲンを撮っても問題は見られず『肩こりが原因です』と言われた。次の日に肩の専門医が当番と言うことで同じく診てもらったが『腱や靭帯には問題はみられない、肩こりです』と同じ回答だった。 このままでは何も変わらないと思い、調べると当院へ行き着いた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2020年8月 ~ 2020年8月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
実際に現場で動作を確認し、施術にあたると確かに肩上部にコリがみられた。 また、股関節をみると股関節の外旋制限がみられた。そのためふくらはぎのツボに鍼をした。すると今まであったコリ感・引っかかり感が消失した。スルー時の肩の後面の痛みが若干残る程度になった、そこで手の甲のツボを用いた。すると健側よりも動きが良くなったため施術を終了とした。 スポーツメンテナンス目的で2週間に1回の程度の施術を続けており、肩関節は経過良好である。
使用したツボ
まとめ
股関節の動きの悪さが要因と思われる症例であります。このような時に『股関節を痛めたことがない』と言われることも多々あります。ただ身体の連動をみていくと股関節の動きの悪さは肩関節の動きの悪さに直結します。その点をしっかりと理解してもらい施術を行うことでスムーズに進めることも出来ました。本症例においては、肩の動きを股関節の動きの悪さからアプローチすることで大きく改善されました。
担当スタッフ
洲崎 和広