健康器具の間違った使い方により痛めた腰
症状
最近、健康作りの一環としてホームエクササイズを始め特に筋膜ローラ-は気に入りである。毎晩のように強めの刺激を求めていた。2日前の仕事後、重たい腰痛を感じたが困るほどではなかったのでそのまま帰宅して入浴した。温めれば治ると思いいつもより温度設定を高め長めに浸かった。身体が温まると痛みのことを忘れ、いつも通り筋膜ローラーを行い終わった頃には起き上がれないほどの痛みが振り返してきた。一日様子をみても変化がないことから連絡をいただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2020年10月 ~ 2020年11月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
静止時の痛みはなく、伸展動作時に仙腸関節を中心に痛みを訴えていた。そこで関連する肘のツボに鍼をすると、腰部の方へ痛みが移った。そこでこの部と関連する膝裏のツボに鍼をした。仕上げに臀部のツボに行うと動作時痛はなくなった。 2回目『生活にはほぼ問題なくなったが仰向けに寝ると腰部が痛む』とのこと。 そこで股関節の緊張を取り除くことことを目的に足指のツボに鍼をした。他は同様の施術方針で行うと仰向け動作も可能となった。
使用したツボ
まとめ
健康器具の使い方の間違えによる腰痛であります。このような時こそ、患部を刺激することなくツボを用いる鍼施術の良さが活きると思っています。なぜなら、本件で示した通り動きの改善を目的に連動関係にある箇所からのアプローチを行うことで改善が図れるからであります。
担当スタッフ
洲崎 和広