頬が引き攣り、食事がしづらい。めまいを伴う
症状
当院へ来られる1か月前、右耳の奥に水泡が出来てピリピリとした痛みがあるため市内の病院を受診すると帯状疱疹の診断を受けた。薬の処方を受け水泡による痛みが治まってきたのと同時に顔面部に違和感を感じるようになった。 朝、鏡で自分の顔を確認すると左側に頬が引き攣り、うがいもしづらい状態になっていた。過ごしているとめまい出てきて、鍼で良くなるのであれば…と連絡をいただいた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2020年12月 ~ 2020年12月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
3回
施術と経過
顔面部の動きを確認すると、『イー』『ウー』音のときに不正がみられた。また、咬筋には圧痛もあったためこれらを指標に行った。 首肩の状態を確認すると、右の頬・側頚部・後頚部・背部に強い緊張があったため、その緊張をとるために手のツボに鍼をした。その後で動きを確認すると、口角の動きが良くなっていたため、1回目は終了とした。 2回目、『数日経つとさらに良くなってきた。』顔面部の症状に加えめまい症状が残っていたため、胸鎖乳突筋の緊張を緩和させることを目的に手や足に鍼をした。 3回目、『病院の先生も驚くほど回復している。ほとんど元に戻ったよう』と嬉しい報告を受けた。 同様の施術を行い一旦様子をみていただくことにした。
使用したツボ
まとめ
首肩の緊張を和らげ顔の動きを取り戻すことを考え施術にあたりました。早期にご相談していただけたこともスムーズに進めることが出来た要素の1つと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広