腰の痛みでスムーズに動くことが出来ない
症状
昨日の朝目覚めたときから腰が痛く、患部に湿布を貼り痛み止めの薬を飲み様子をみていた。翌日になるとさらに痛みが強くなったため連絡をいただいた。肋骨から腰骨にかけてドーンと重たい痛みが常時あり、身体を動かすと響く。起き上がり、歩行、ソファーから立ち上がる時など日常生活全般に支障をきたし、スムーズに動くことが出来ない。
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来院者
女性
30 代
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期間
2021年2月 ~ 2021年2月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
身体観察を行うと腰部全体的に強い緊張がみられたが中でも左の臀部が際立っていた。まずは、その部と連動関係にある手のツボと仙腸関節の動きを整える目的で足のツボに鍼をした。すると、症状が半減し静止時の症状がなくなった。 動きでみていくと中腰の動きが気になるとのこと、そこで脛のツボを使った。最後に下部腰椎にみられた緊張を取り除くと動きを戻し、痛みも解消できた。
使用したツボ
まとめ
身体の要である腰部は、上肢下肢・近隣関節である胸椎や仙腸関節から影響を受けます。そのため、本件のように腰部全体が痛く患者さんがどこが痛いかを示すことの出来ないことも多々ありますが身体の緊張を探り、動きをみていくことで見えてくるものもあります。また、デスクワークの仕事に従事されていることから手の緊張が臀部・腰部の動きを制限していると言う仮説が合致したことからもツボを選ぶ上でのヒントとなりました。
担当スタッフ
洲崎 和広