胸鎖関節炎から波及した頭痛と耳鳴り
症状
2週間前にジョギング中に胸鎖関節部に痛みを感じた。湿布と安静にて出来ることは行い、3日後にジョギングを行うとさらに痛みが増し、鎖骨部を押すと激痛が走る。そこで、整形外科へ行き『胸鎖関節炎』と言われ安静を勧められた。過ごしているとゴーンと詰まったような耳鳴りが起き、3日前からは側頭部が締め付けられるような頭痛も出てきた。そのため、連絡をいただいた。
-
来院者
女性
40 代
-
期間
2021年4月 ~ 2021年4月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
4回
施術と経過
首周りの筋を解すことで鎖骨の動きを高めることを考えた。 首の動きをみると回旋可動域に制限がみられたため、対応する小指のツボに鍼をした。また、肩甲骨ー頸部の連動から肩甲骨内縁にあるツボに鍼をした。すると、頭・耳の症状症状が治まった。胸鎖関節部には圧痛が残っていたため、頸部の緊張を解くことで対応した。 2回目、施術後は良かったが1週間は続かなかった様子。そこで、頸部の動きをみると側屈制限がみられたため、対応する足のツボに鍼をした。また、鎖骨に付着する胸鎖乳突筋の緊張を解くことを考え施術にあたった。 3回目、頭・耳症状の消失を確認。肩の痛みを訴えていたため身体の軸を整え、胸椎の捻じれを解くことで対応した。 (腰部のツボ・背中・臀部にあるツボで対応) 4回目、『鎖骨は生活に支障ない程度、首が凝っている程度』とのこと。 残っていた頸部の緊張を解くことで対応し、様子をみてもらうことにした。
使用したツボ
まとめ
首周りの緊張を解くことを考え施術にあたりました。鎖骨の動きはわずかに動く程度でありますが周辺筋肉を解すことで緊張が解け、症状も改善されました。
担当スタッフ
洲崎 和広