腕がズキズキと痛み、下にして寝ることが出来ない
症状
5年前から黙っていると腕の前の方にズキズキとした痛みを伴い肩がパンパンに張っているような感覚がある。当初から患側を下にすると痛むため入眠や寝返り動作が困難であった。調べると五十肩の症状に似ていたことから、ネットや書籍で情報を集め様々なことに取り組んだ変わらなかった。同僚が五十肩で当院にきていることから紹介にて来られた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2021年8月 ~ 2021年8月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
本人は肩の動きに関して特段気にしていなかったが動きのチェックから行った。肩を回してもらうと患側は痛みを伴い外旋・伸展時に引っ掛かりがあった。この動きの改善を考え施術にあたった。 肩の起点となるべく箇所をチェックしていくと、肩甲骨内縁・後頚部に強い緊張がみられた。そこで対応する仙腸関節部・ふくらはぎのツボに鍼をした。すると、肩を引っ掛かりなく回すことが可能になった。仕上げに肩甲骨内縁にみられた緊張を臀部のツボで対応した。動きの改善がみられたため、患側を下にした側臥位をとってもらうと痛みも無くなっていた。 紹介者から経過良好の報告を受け施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
動きと言う患者さんと共有できる部分に焦点を当て施術を行いました。デスクワークの仕事柄であり慢性的な肩こりを抱えていましたが土台となる下半身に注目することで動きが良くなり、常に感じていたコリも消失し速やかな改善がみられました。例え肩を回せなくても生活に支障がなく気づかないことかもしれませんが専門的な視点で紐解いた症例となりました。
担当スタッフ
洲崎 和広