突然足裏が痛くなった
症状
2・3週間前の朝、起きると膝下から足裏までの激痛を感じた。後に踵~足底の痛みが強くなり歩行時に支障をきたしていた。痛み方が異常であったため神経外科に行ったが『異常はなし』であった。薬を処方され服用しても効果がなかった。次に整形外科へ行き検査を行っても『異常はなし』であり、リウマチの可能性も疑ったが陰性であった。整形外科でより強い強い薬を出されても効果がなかったため相談いただいた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年9月 ~ 2021年9月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
足裏をみると母指球・小指球に圧痛があり、ふくらはぎにコリ・冷えもみられた。そのため、ふくらはぎにあるツボに鍼をした。 鍼をするとふくらはぎが温かくなり足裏の圧痛は消失した。『歩行時の痛みがなくなった』と喜ばれていた。 2回目、『動作時の痛みはない。安静時に足首~足裏まで怠くなることが多かった』とのこと。足関節の可動域をみると底屈制限があり、ふくらはぎの緊張を解くように腕のツボを使うと解消された。 その後『長く歩けるようになり、その分足裏の疲れは感じるが生活に支障ない。怠さもほとんどなくなった』と報告を受けた
使用したツボ
まとめ
全身観察を通して見つけたのがふくらはぎの緊張でありました。触れていくとふくらはぎだけが冷たく硬くなっていました。そこでこの部の緊張を取り除くように施術を組み立てました。足裏は地面と接するためどの部位が痛むのかがとても重要でありますが今回のようにどことは示すことが出来ない場合も多々あります。そのような時、こちらで感じた異常を共有することで施術もスムーズに行うことが出来ると思います。
担当スタッフ
洲崎 和広