仕事をし始めてから感じた頭重感・耳鳴り
症状
4年前に今の職場に就職し、受付を始めとした事務員として働いている。仕事を始めてから特に肩こりを感じるようになり月末や年末など業務量が多くなる時は事前に痛み止めの薬を飲むほどであった。最近では寒くなってきたためか身体が冷えるようになり、その分こりも大きくなってきたように感じる。1か月前からこの肩こりに加えて頭重感があり、仕事の日は頭痛薬を飲んでいた。加えて10日程前から左の耳鳴りがあり、身体に不調が出てきていることから当院にこられた。
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来院者
20 代
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期間
2021年9月 ~ 2021年9月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
肩をみていくと両肩上部にこりがみられ本人もこのこりをずっと気にしているようだった。また、その部より背面へいくとさらに大きなコリがあり、これらを解すことで肩・首の動きを整えることを考えた。両手の甲にあるツボに鍼をすると右のこりは消失した。次に腰部のツボを加えた。すると左のコリも消失し、耳鳴り・頭重感もほとんど感じなくなった。最後に肋骨・横隔膜の動きを整えるため、対応する臀部のツボに鍼をすると冷えていた脚が温まり、表情が緩んでいた。 2回目以降は体質改善を目的とした施術を続けているため本件をクリアーとした。
使用したツボ
まとめ
デスクワーク主体であることから手の緊張が肩の動きを制限していたと思われます。加えて日々の癖も影響しており、腰方形筋部には強い緊張がみられました。これらを解すことで現れていたこりを解消することが出来ました。今の時代、マスク生活が当たり前となり息苦しさを感じていなくても症状と直結していることもあります。肋骨や横隔膜の緊張を解すことで呼吸が楽になり、頸肩部のこりにも有効であります。
担当スタッフ
洲崎 和広