動かすとズキッと響く腰臀部痛
症状
昨夜就寝中にふくらはぎが攣り身動きが取れなくなった。時計をみても起きるような時間帯ではなかったのでそのまま固まるようにして目を閉じた。朝になり、痛みの事を忘れいつも通りに起きると右の腰から臀部にかけてズキッと刺さるような痛みを感じた。その場にあった痛み止めの薬を飲み、職場へ行き午前中は仕事を出来ていたが午後から朝の痛みを感じてきた。これまで市内の整体店へ行っていたが今回は即効性を求め当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年9月 ~ 2021年9月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
まず待合室からベッドへ移動する動きを観察した。立ち上がり動作時で痛みを感じ、数歩歩いたところでさらに痛みがあった。着替えているときはズボンを脱ぐときや靴下を脱ぐときに足を上げることが出来ていなかった。ベッド上では、側臥位をとるとき患側の脚をベッド上にあげるのが困難であった。総じて、仙腸関節の捻じれ・腰方形筋の緊張に注目した。これらに対応するために足のツボ・臀部のツボに鍼をした。するとベッド上の動きが7割程軽減した。次に注目したのが股関節伸展の動きであった。対応する足指のツボに鍼をするとベッド上の動きに痛みがなくなった。仕上げに仙腸関節の緊張を解くために、ふくらはぎのツボに鍼をすると靴下の着脱も痛みなく出来ており、股関節の屈曲伸展共に左右差がなくなったため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
夜中のふくらはぎの攣った現象から遡っていくと腰方形筋部に目がいきました。この部はふくらはぎと連動関係にありこの部の緊張こそが痛みの原因であった症例であります。施術時にはこの部に圧痛があったためここを指標に進め、周辺組織の動きの問題と併せて考察していくと解決できた症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広