首こり・頭痛、怠さ
症状
1か月前から頭痛を感じるようになり、それに伴うようにして肩や首のコリ、腰痛が際立ってきた。特に後頭部がズキーンと響き時間帯によっては頭が割れそうに感じる。この1カ月は、痛み止めの薬を飲む機会が増え胃腸の調子が悪い。次第に倦怠感が増し日々の生活でも行動が制限されることが多くなった。途中覚醒も増え、頭痛の頻度・痛み度合いなど増悪傾向にあるため連絡をいただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2021年10月 ~ 2021年11月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
5回
施術と経過
首の動きをみると左右差はなかったが頸部の緊張が強く、後頭部・頚背部全体に汗ばみ・腰臀部には冷え所見が全体的にみられた。そこで、腰臀部のコリを解すことで頸部の緊張を解き、全体的な熱の調和を図った。後頚部の緊張を緩和させる目的で手の甲のツボ・膝裏のツボを使った。また、下腹部の緊張を手足のツボを使い解くことで呼吸機能を高めた。 2回目(10日後)『施術後は良かったが段々と戻ってきた、痛み止めの薬は飲むほどではない』とのこと。同様の所見であったため前回と同様の施術を行った。このとき、私が気になったのはふくらはぎの浮腫であり本人も『この所、気になってました』と。改めて問診していくと、台所に立つときにお腹を台所に付けるようにして立ち、無意識のうちにふくらはぎに負荷がかかっていることがわかった。生活習慣として気を付けてもらい、施術期間も狭めることにした。 3回目(5日後)『腰痛は感じず、冷えをあまり感じなくなってきた。後頭部のコリが気になる』とのこと。 コリを確認し、これまでと同様の施術方針で行った。 4回目(7日後)、5回目(7日後)と施術機会を設け症状も安定してきたため施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
頭寒足熱が健康体と呼ばれるがそれが逆転しており、頭の方が熱く、足が冷えている状態でありました。この温熱のバランスを取ることを考え、対応していきました。1つ1つの症状を切り離さず、総まとめにして考えのぼせと同様の施術方針で行ったからこそ、短い期間でも大きな成果が得られたと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広