荷重時に痛むため跛行してしまう
症状
1年前に仕事で膝を痛めてから小康状態が続いていた。歩く量が増えると痛くなり、休むと治まる状態を繰り返していたが年末から状態が悪化し、関節に熱をもつようになり跛行するようになってしまった。そこで整形外科を受診すると『膝関節で炎症が起き水も溜まっている、これ以上溜まるようであれば関節の水を抜き処置しましょう』と言われた。痛み止めの薬・湿布等で経過を見て通院していたが関節水腫はそれ以上悪化しなかったものの荷重時の痛みが残り跛行してしまうことが気になり連絡をいただいた。 荷重時が痛むため、階段から降りる動作や動き出し動作に支障をきたしていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2022年3月 ~ 2022年3月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
身体をみていくと臀部の緊張が際立っていた。そこで膝の動きと関連する臀部のツボに鍼をした。次にハムストリングス・膝の後面に際立った緊張がみられたためその部に鍼をした。 動きの確認を行うと跛行がなくなり、スムーズに歩けるようになった。荷重時には若干の痛みが残っていたため最後に股関節の動きを整え終了とした。
使用したツボ
まとめ
局所に囚われず全体観察を行い施術を行いました。際立っていた臀部の緊張を解いたことが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広