真っすぐ立つことが難しい腰痛
症状
慢性的な腰痛を抱えているが4・5日前からまっすぐ立つのが辛く腰が曲がって歩いてしまう状態である。立ち上がる時や寝返るときなど動作時には『痛い』と声に出してしまう程であり、いつもの腰部の状態に増して気にかけていた。自分では『床など腰に何か当たれば痛くなる』と感じており、症状が出てから足の冷えも感じるようになったことも併せて相談を受けた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2022年3月 ~ 2022年3月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
腰部の状態を確認すると伸展時に同様の痛みを感じていた。まずは仙腸関節・股関節の動きを整えるべく肘・足指のツボに鍼をした。5分置鍼していると足先まで温かくなり起き上がり動作も今までより楽に出来た。次に腰椎下部の動きの改善すべく、臀部のツボに鍼をした。7割程改善され、伸展時に仙腸関節部に痛みを訴えていた。そこでその部と対応する背中のツボに鍼をすると痛みなく伸展の動きを出来るようになったため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
伸展の動きの改善に努めました。本件で示した通り腰部の伸展には腰部だけが伸展するのではなく、周りの組織である仙腸関節や股関節などの動きの改善も必要であり局所だけみていては改善は難しいと思います。始めに仙腸関節・股関節の動きを整えることから取り組み大幅に改善(二次的な冷えの解消)されたことからその後の施術もスムーズに進めることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広