胸郭出口症候群と診断された肩と股関節の詰まり感
症状
数週間前、デスクワーク中に左肩の怠さを感じそれから長時間の同一作業がしづらくなった。その時に整形外科にかかると『胸郭出口症候群です』と言われた。特に検査を行った肢位ある肩関節の屈曲・外転・外旋肢位をとると腕のだるさや鎖骨前の痛みを感じる。処方された湿布・痛み止めの薬を服用したが改善がみられなかった。 加えて、常にある両股関節の詰まり感の相談を受けた。
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来院者
男性
20 代
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期間
2022年7月 ~ 2022年7月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
股関節外旋肢位をとると両側前側に詰まり感を訴え、可動制限で言えば右の方が強かった。鼠径部に特異的な緊張がみられたため対応する足指のツボ、外旋の動きを整えるためにふくらはぎのツボも加えた。次に腰臀部の緊張がみられた部に鍼をした。すると、股関節の可動域に左右差がなくなり、詰まり感も消失した。そのまま肩の動きをチェックすると怠さが消失し鎖骨前に詰まり感を訴えた。そこで対応する臀部のツボに鍼をすると消失した。
使用したツボ
まとめ
股関節と肩・腕の怠さは密接な関係があり、この連動を解いたのが本症例のポイントであります。特に詰まり感は共有しづらいものであり、動きの改善を目標に施術を行うことで解決出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広