膝立ちすると痛む
症状
年始に膝を捻じるように転倒し、その後から痛みがずっと続いている。クリニック・総合病院へ診断を求めたがいづれも『関節の炎症である』とのこと。痛み止めの薬、抗炎症剤を服用したが効果はなかった。痛む箇所は脛骨粗面部であり階段昇降・膝立ちをするときに痛む。職業柄、膝立ちをすることや階段を使うことが多く仕事・生活に支障をきたしていた。 既往歴として患側の膝内側骨端線損傷を17年前に起こし15年前に手術を行っていた。
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来院者
女性
20 代
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期間
20222年8月 ~ 2022年8月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
2回
施術と経過
膝の可動域は問題なく、脛骨粗面部には圧痛がみられた。そこで足首の緊張から足指のツボに鍼をした。次にハムストリングスの緊張・仙腸関節の緊張を解き確認すると動作時痛が消失した。仕上げに膝の動きの起点となる臀部のツボに鍼をした。 2回目、『膝立ちは可能である、ただその状態で荷重をかけると痛みが出る』とのこと。そこで前回と同様の方針のもと大腿四頭筋の緊張を解く目的に背中のツボに鍼を加えた。その場で動作時痛が解消されたため様子をみてもらうようにした。
使用したツボ
まとめ
膝周り緊張を解くことで大きく改善されました。特に足首の動きを整えること・大腿四頭筋の緊張を緩和させることで膝にかかる負担を軽減できたことがポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広