数時間前に起きたぎっくり腰
症状
当院に来られる2・3時間前に職員室を出て廊下を歩いているときにズキンとした鋭い痛みを腰部に感じまっすぐに姿勢を保つのが難しくなった。何とか歩ける状態であり、直立位を作ることが出来ない。 考えられることとして先週、修学旅行の引率でいつもより歩き下半身に疲労感が強く出ていたことに加え3日前にワクチン接種をし、勤務日の当日までほぼベッドで過ごしていたことが考えられるとのことだった。
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来院者
男性
50 代
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期間
2022年9月 ~ 2022年9月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
とにかく炎症反応が強く現れていたため、対応するツボに鍼をした。次に体の伸展の動きと関わり深い部に注目し臀部・仙腸関節部のツボに鍼をした。動きをみていくと始めにあった立ち上がり動作制限が解消され、直立位になる最終域で腰椎下部に痛みを訴えた。そこで対応するツボに鍼をすると直立位を作り保てるようになった。
使用したツボ
まとめ
勤務日となり急に動き出すことで炎症反応が強く現れていた症例であり、私としては炎症反応が出やすい脊柱の反応に注目しました。脊椎を細かく触れ、緊張部に鍼をしていくことで大幅に痛みが軽減することが出来たのが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広